メロディック・ロック界では名ソングライター、プロデューサー、エンジニアとしてファンにはお馴染み、アレッサンドロ・デル・ヴェッキオを中心としたバンドEDGE OF FOREVERの、前作から2年弱振りとなる最新スタジオ・アルバム。この作品は単にネイティヴ・アメリカンをコンセプトとした作品と言うだけでなく、少数派を苦しめた問題などを取り扱い、更にそこから導き出される誇り、強さ、痛み、そして本当の意味で深くありのままの自分であることの究極の喜びと充実感を探求するというテーマに基づいた作品となっている。 (C)RS
JMD(2023/09/09)
メロディック・ロック界では名ソングライター、プロデューサー、エンジニアとしてファンにはお馴染み、アレッサンドロ・デル・ヴェッキオを中心としたバンドEDGE OF FOREVERの、前作から2年弱振りとなる最新スタジオ・アルバム。
EDGE OF FOREVERの作品と言えば、ここ数作ではお馴染みとなったネイティヴ・アメリカンをコンセプトとした作風を展開しているが、本作でもそのコンセプトは受け継がれている。その本作「Ritual」では、間もなく忘れ去られる言語を話す最後の2人の先住民族の物語を取り扱っており、主人公は男の子と女の子の双子で、彼らは2つの異なる寄宿学校に送られて生き別れとなるところからスタートし、そこからお互いを探す過程を綴っている。
この作品は単にネイティヴ・アメリカンをコンセプトとした作品と言うだけでなく、少数派を苦しめた問題などを取り扱い、更にそこから導き出される誇り、強さ、痛み、そして本当の意味で深くありのままの自分であることの究極の喜びと充実感を探求するというテーマに基づいた作品となっている。
こうした上記の物語をバンドはドラマティックで緩急のあるメロディと楽曲構成で表現しており、特に作品後半は7章に分かれた長編組曲"リチュアル"を収録し本編を締めくくる。耳の肥えたメロディック・ロック・ファンにも十分納得してもらえるだけの濃い内容の作品となっている。
発売・販売元 提供資料(2023/08/08)