故Christian Burchard(dr/per/vibe/vo)、Edgar Hofmann(sax/flu)等を中心に'69年結成、AMON DUUL IIの分派バンドとしての側面も持ちつつワールド/エスノ志向の音楽性でも知られ、Christian Burchardの実娘Marja Burchardを中心に現在も活動を続けるジャーマン・ロックバンド、長らく再発CDが廃盤/入手困難であった、ドイツ:Aprilより発表された'77年作がドイツ:Garden of Delightより'23年再発CD化!
'76年作『BAD HEAD AND BAD CATS』や同年公演を収めたライブ盤『LIVE』に参加したMaria ArcherとDieter Miekautschに代わり、元MISSUS BEASTLYのButze Fischer(drs)・この後断続的ながらも長年バンドと関わりを持つ事となるMichael Wehmeyer(key)が新たに加入。70年代半ば以降のワールド/エスノ・ミュージックとジャズ・ファンクの融合を推し進めた音楽性を継続、モダン・ジャズ/インプロ色を強めた'76年作から一転して今回はよりファンキーなリズムとキャッチーなテーマを盛り込んだグルーヴィーなエスノ・ファンク/クロスオーバーサウンドを展開。
一部パートがインドで録音された14分超の大作'Getalongwithasong'では、当時はまだまだ駆け出しの存在であり、今ではワールド・ミュージックを代表する世界的なパーカッション奏者として知られるインド出身のミュージシャン:Trilok Gurtuと、彼の母親Shoba Gurtuによるボーカル・タンブラ/タブラの演奏もフィーチャーしており、より本格的なエキゾチックサウンドに。ラウンジ・ミュージックの側面も感じ取られるメロウなボーカル/ギター/バイブスが非常に心地よい'Endless Feeling'、レアグルーヴファンにも刺さるであろう太い音色のベース・リフと小気味よいオルガン・サウンドの掛け合いが聞ける'Knast-Funk'など、EMBRYO独特のグルーヴ感を惜しみなく披露した秀作です!
発売・販売元 提供資料(2023/08/03)