新世代3大ギタリストの1人=デレク・トラックスがスーザン・テデスキと2010年結成した世界最高のライヴ・バンドTTBの記念すべきデビュー・アルバム。
2011年6月8日、まさにデレク・トラックス32歳の誕生日に日本先行でリリースされ、見事グラミー賞ベスト・ブルース・アルバムを受賞した名盤。
2012年には本作をひっさげてバンドとして初来日公演を行った。メンバーはデレク・トラックス時代からの盟友 故コーフィ・バーブリッジ(Key,Flute)と、オールマン・ブラザーズ・バンドでも活動をともにしていたオテイル・バーブリッジ(b)兄弟、J.J.ジョンソンとタイラー・グリーンウェル(dr),マイク・マティソンとマーク・リヴァース(vo),モーリス・ブラウン(tp),ケビ・ウィリアムス(ts),ソンダース・サーモンス(tb)。録音は自宅のあるスワンプ・ラーガ・スタジオで行われ、全曲オリジナル。「ミッドナイト・イン・ハーレム」「バウンド・フォー・グローリー」といったライヴでも演奏頻度が高いバンドの代表曲も収録されている。
発売・販売元 提供資料(2023/07/25)
現代のサザン・ロック界を代表するデレク・トラックスと、その妻であるスーザン・テデスキが結成した新バンドのファースト・アルバム。スーザンのヴォーカルによってモダンなフィーリングが加えられた、レトロでもオルタナでもない超然としたブルース・ロックに思わず溜息が漏れる。ジョン・メイヤー、ジョン・フルシアンテと共に三大ギタリストと称されるデレクの味わい深いスライド・ギターも聴き逃せない。
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.332(2011年5月25日発行号)掲載)