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西田幾多郎の哲学=絶対無の場所とは何か

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フォーマット 書籍
発売日 2019年12月12日
国内/輸入 国内
出版社講談社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784065182789
ページ数 368
判型 46

構成数 : 1枚

序 悲哀について
第一章 純粋経験
第二章 超越、大拙、趙州
第三章 ベルクソン、フッサール、レヴィナス
第四章 場所
第五章 仏教の時間と西田の時間
第六章 世界の論理と相補性
第七章 場所的論理

  1. 1.[書籍]

『善の研究』から「場所の哲学」へ――。西田の哲学遍歴は「場所の哲学」にいたって、ついに独創的な境地にいたったとされる。
『善の研究』の冒頭に出てくる「純粋経験」からはじまって、後期の「絶対無の場所」にいたる思考とは、どのようなものなのか。
近年とみに影響関係が指摘されるベルクソンとの関係、あるいは仏教の時間論と西田の時間論の共通点と相違。フッサールやレヴィナス、あるいは鈴木大拙、井筒俊彦にいたるまで、あるいは量子論との相関など、様々な角度から丁寧に参照しつつ、著者はするどい考察を繰り広げて、独自のスタイルで西田の本質に迫っていく。
それは西田自身の言葉をかりれば、さながら「悪戦苦闘のドッキュメント」の様相を呈しつつも、きわめて鮮明に、西田哲学の真のすがたが浮かび上がってくる。
「存在と無」(=あるとない)という、われわれがごく日常的に想定する対立の以前に、「場所」というものを考え、そこに人間の根本をみようとした近代日本哲学の巨峰を、これまでにない明解な叙述で味わい尽くす力作!

作品の情報

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著者: 中村昇

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