書籍
書籍

ノーベル経済学賞 天才たちから専門家たちへ

0.0

販売価格

¥
1,815
税込
還元ポイント

販売中

お取り寄せ
発送目安
2日~14日

お取り寄せの商品となります

入荷の見込みがないことが確認された場合や、ご注文後40日前後を経過しても入荷がない場合は、取り寄せ手配を終了し、この商品をキャンセルとさせていただきます。

フォーマット 書籍
発売日 2016年10月12日
国内/輸入 国内
出版社講談社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784062586399
ページ数 264
判型 46

構成数 : 1枚

はしがき
第一章 百家争鳴のパイオニアたち 1969-1979
1 もっとも幸福な時代
2 発展の礎
3 観察ツールの確立
4 思想への影響
第二章 ケインジアンと自由市場主義者 1980-1989
1 大恐慌時代に育って
2 ケインジアンたち
3 自由市場主義者
4 アレとドブリュー
第三章 「非―経済学」の包摂 1990-1999
1 新しい分野への評価
2 金融工学の誕生
3 制度の経済学
4 孤高の人=セン
5 ゲーム理論
6 新古典派経済学の精緻化
7 ユーロの理論的基礎
第四章 「社会科学」への拡大 2000-現在
1 予測市場とダークホースの時代
2 データ分析の発展
3 「市場」も「計画」も相対化
4 人はなぜ「協力」するのか
5 思考実験としての経済学
あとがき

  1. 1.[書籍]

二十世紀後半の混沌たる現実は、自然科学と平和が対象のはずの賞を「拡張」させた。大恐慌、世界大戦、東西対立、欧州統一、共通通貨……。多くの知性が熱い議論を交わし、相対立する政策が提起される。受賞を後悔したミュルダール、デモ隊に乱入されたフリードマン、投機に足をすくわれたマートンとショールズ……彼らは何を語り、何を見ようとしなかったのか。半世紀近くにわたる歴史を一気にたどり、将来を展望する。


ノーベルの遺言にはなかった経済学賞は、1969年に新設され、50年の歴史があります(他の賞は1901年創設)。英語では、The Sveriges Riksbank Prize in Economic Sciences in Memory of Alfred Nobel、つまり「アルフレッド・ノーベル記念スウェーデン国立銀行経済学賞」が正式名称となります。他の賞に倣って、スウェーデンの王立科学アカデミーが受賞者の選考に当たっているので、「ノーベル経済学賞」に見えるが、ノーベル財団は、経済学賞の選考プロセスの中で、Not a Nobel Prizeという項目を立てて注意を喚起しているのです。また、ノーベル経済学賞が、左翼系の経済学者たちを排除しているという意味で「偏向」しているという批判もあります。
とはいえ、経済学賞の創設からほぼ半世紀、経済学は科学としても発展してきました。例えば、「期待」をどう経済モデルに組み込むべきか?、「合理的経済人」モデルから「限定合理性」へ、ゲーム理論による数学的分析の精緻化などです。90年代から現在にいたるまで、ノーベル経済学賞はその範囲を広げ、心理学、社会学など周辺領域の優れた研究にも与えられるようになり、総合的人間科学が対象となってきました。
本書では、半世紀に亘るノーベル経済学賞の歴史を振り返ることで、現代経済学のエッセンスをわかりやすく紹介します。

作品の情報

メイン
アーティスト: 根井雅弘

メンバーズレビュー

レビューを書いてみませんか?

読み込み中にエラーが発生しました。

画面をリロードして、再読み込みしてください。