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構成数 : 1
序にかえて──なぜモンテーニュを語るのか
第1部 乱世に棲む
I 怒りについて──人食い人種は野蛮か
II 宗教戦争の渦中で
III 道草──新しい橋ポン=ヌフ余聞
IV 宗教戦争の批判──あるいは文明と野蛮
第2部 モンテーニュはどう生きたか
V ある転機について──「レーモン・スボンの弁護」をめぐって
VI 世界、この私を映す鏡
VII 変化の相のもとに
VIII 果樹園にて──日々が静かであるために
あとがき
学術文庫版あとがき
名文家として知られる第一級のフランス文学者が、長年にわたって胸の内に秘めてきたモンテーニュへの思いを解き放ち、書き綴った名著。モンテーニュの生涯をたどりながら『エセー』の重要なくだりを引用しつつ考察し、またモンテーニュの生涯に戻っていく。そのおだやかなまなざしに貫かれた筆致から、人類の偉大な遺産である巨大な書物の全容が、そしてそこに刻まれた人間の真実である「生」と「死」の本質が浮かび上がってくる。
大著『エセー』でその名を知られる、ミシェル・ド・モンテーニュ(1533-92年)。法学を学び、フランスの法官を生業としたモンテーニュは、1570年、37歳の時にその職を辞し、『エセー』の執筆を開始した。
宗教戦争が繰り広げられる狂乱の時代にあって、彼は人間にとっての「真実」とは何かを追求し続ける。自身の体験のみならず、圧倒的な教養に裏打ちされ、プラトン、アリストテレス、プルタルコス、キケロ、セネカといった古典作品からの引用で織りなされる文章の連なりは、無限の豊饒さを湛えた源泉として、後代、デカルトやパスカルをはじめとする哲学者に影響を与えるとともに、数えきれない人たちに生きるためのヒントと勇気を与えてきた。
本書は、プルースト研究で数々の成果をあげ、名文家として知られる第一級のフランス文学者が、長年にわたって胸の内に秘めてきたモンテーニュへの思いを解き放ち、書き綴ったものである。モンテーニュの生涯をたどりながら『エセー』の重要なくだりを引用しつつ考察し、またモンテーニュの生涯に戻っていく。そのおだやかなまなざしに貫かれた筆致は、1580年に初版が刊行されたあとも、死の直前まで著者による加筆と訂正が繰り返されたこの巨大な書物が、まさしくモンテーニュの生そのものであることを、紛うことなく感じさせる。そして、その向こう側には、人間にとっての真実をなす「生」と「死」の本質が浮かび上がってくるだろう。
個人にとっての「死」が切実な問題となり、世界に目を向ければ宗教をめぐる闘争が激化している今日、『エセー』から学ぶべきものは、きわめて多い。しかし、手にする者をたじろがせかねない大著には、最良の読み手による誘いと導きが求められる。本書は、まさにそんな一冊にほかならない。
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2015年09月11日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 講談社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 文庫 |
| SKU | 9784062923224 |
| ページ数 | 400 |
| 判型 | 文庫 |

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