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紫禁城の栄光

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フォーマット 書籍
発売日 2006年10月11日
国内/輸入 国内
出版社講談社
構成数 1
パッケージ仕様 文庫
SKU 9784061597846
ページ数 352
判型 文庫

構成数 : 1枚

第1章 中国とシナ
第2章 乞食から皇帝へ
第3章 北京の紫禁城
第4章 元朝はほろびず
第5章 大ハーンと大ラマ
第6章 日本国王
第7章 大元伝国の璽
第8章 北京の四十日
第9章 国姓爺合戦
第10章 康熙大帝
第11章 草原の英雄
第12章 ポタラの宮殿
第13章 大義覚迷録
第14章 十全老人
第15章 揚州の画舫
第16章 紫禁城の夕陽

  1. 1.[書籍]

偉容を誇る中華皇帝の王城=紫禁城は、モンゴル人が建設し、満洲人が遺したものである。遊牧帝国と農耕帝国の合体が生み出した巨大な多民族国家・中国。漢人たちが漢文化を育んだ2大河の流域「シナ」は、満洲・モンゴル・チベット・新疆の周辺をどのように統一したのか?14世紀後半の元の北帰と明の興起から、清の落日が始まる19世紀初頭まで、アジア激動の450年を描く。


14世紀後半から19世紀初頭、アジア大編成時代を描く
「農耕帝国」と「遊牧帝国」が融合して、多民族・巨大国家「中国」が誕生した

偉容を誇る中華皇帝の王城=紫禁城は、モンゴル人が建設し、満洲人が遺したものである。遊牧帝国と農耕帝国の合体が生み出した巨大な多民族国家・中国。漢人たちが漢文化を育んだ2大河の流域「シナ」は、満洲・モンゴル・チベット・新疆の周辺をどのように統一したのか?14世紀後半の元の北帰と明の興起から、清の落日が始まる19世紀初頭まで、アジア激動の450年を描く。

数多ある類書の中で際立つ本書の特徴は、その視点・論理の明晰さと独創性とにある。本書の基本的視座は、漢人が主に住まい漢文化を育んできた「シナ」と、それとは別の歩みをたどってきた満洲・モンゴル・チベット・新疆をも包含する「中国」とを自覚的に区別し、この時代の歴史を「シナから中国へ」の展開として捉えるという、ユニークかつ核心を衝いたものである。このために、シナ史中心の類書とは一線を劃する一方、独立した民族史・地域史としてのモンゴル史・チベット史などとも異なって、これらを1つに融合した脈絡ある歴史として叙述することに成功している。――<「学術文庫版まえがき」より>

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