沖縄コザを拠点に、沖縄の古い民謡とドープでサイケデリックなDUBを組み合わせた斬新な音楽を発信しているプロデューサー/ダブ・エンジニアのHARIKUYAMAKU(ハリクヤマク)。海外からも高い評価を受けている彼が、1965年に発売された16枚組のLP-BOX『沖縄音楽総攬』から厳選した沖縄古謡の音源をDUBミックスしたアルバムを制作。約60年前に録音されたマジカルな歌声と銀天団による生演奏のヴァイブレーション、そしてHARIKUYAMAKUの神秘的なエレクトロ・サウンドを融合した唯一無二の音楽。 (C)RS
JMD(2023/08/23)
沖縄古謡とエレクトリック・ダブの神秘的融合
沖縄コザを拠点に、沖縄の古い民謡とドープでサイケデリックなDUBを組み合わせた斬新な音楽を発信しているプロデューサー/ダブ・エンジニアのHARIKUYAMAKU(ハリクヤマク)。海外からも高い評価を受けている彼が、1965年に発売された16枚組のLP-BOX「沖縄音楽総攬」から厳選した沖縄古謡の音源をDUBミックスしたアルバムを制作。
約60年前に録音されたマジカルな歌声と銀天団による生演奏のヴァイブレーション、そしてHARIKUYAMAKUの神秘的なエレクトロ・サウンドを融合した唯一無二の音楽。
ライナーノーツは、日本民謡と世界各地のトライバル・ダンス・ミュージックに造詣の深い大石始が執筆。
本作は「沖縄民謡とダブの融合」という一言で片付けることのできない広がりを持つ。近年HARIKUYAMAKUが取り組んでいるアンビエント的な発想も数曲で試みられており、曲によっては南米フォルクローレを再解釈するニコラ・クルースやバリオ・リンドらの作風とも共鳴する響きを聞き取れる。自身の足元にあるものを現代の耳と感覚でどのように捉え直し、新たな創造に結びつけることできるのか。本作もまた、そうした問題意識の先に作り上げられた作品といえる。(大石始)
発売・販売元 提供資料(2023/08/18)
60年前のLP全集『沖縄音楽総攬』収録の沖縄古謡に、沖縄を拠点とするトラックメイカーが生演奏とダブ・ミックスを加えたアルバム。三線の調べにスペイシーな電子音を合わせた"海のチンボーラー"、オリエンタルな音色が祝祭ムード満点な"南の島"など、サイケデリックな音像で桃源郷へと誘われる。土着的な歌心を神秘的に蘇らせた唯一無二の島唄に揺らめきます!
bounce (C)郡司和歌
タワーレコード(vol.479(2023年10月25日発行号)掲載)