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世界中で迷子になって

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フォーマット 書籍
発売日 2016年08月05日
国内/輸入 国内
出版社小学館
構成数 1
パッケージ仕様 文庫
SKU 9784094063233
ページ数 304
判型 文庫

構成数 : 1枚

世界中で迷子になって 目次

旅に思う

はじめに世界があると知る10
大人になったからこそ17
生き抜く町、生き抜く人々24
石か、水か31
雨は降り、いつか陽はさす38
旅トイレ46
その国の辞書にない言葉53
人がいれば酒がある60
何がいちばんおいしかったか?67
旅はいつからはじまっているのか74
好きになる、という幸福81
旅と野生88
〈旅行記〉 ナイルの賜物96

モノに思う

値段のないもの108
五〇〇円のかなしみ116
贅沢小心123
傘の値段は正しいか?128
お得なんです137
なぜか言い訳144
セールはお得か151
景気とマッチョとグラスイーター158
台所パラダイス165
悩むのは恒例行事172
道楽弁当179
ロマンの値段186
見えないものを買う193
道具派という人たち200
なくしたものは何?207
ひとめぼれの値段214
好奇心と経済220
プレゼント苦悩228
猫と母235
一回こっきり、の限度価格242
思い出は高騰する250
せめぎ合い数値257
チョコレート衝動264
絵と値段271
「すてきな女性像」を買う278

あとがき286
文庫書き下ろしエッセイ
二〇一六年未来の旅293

  1. 1.[書籍]

旅&日常を愛する角田エッセイ待望の文庫化

●アジアは水で、ヨーロッパは石なのだ●旅の疲れは移動の疲れと言うよりも、野生の本能を始終使っている疲れなんだろう●7月のあたまにセールなんてするなら、金輪際、5月6月に夏物なんて買わないからな!●じつは若いときからずっとサザエの母、磯野フネに憧れていた。●毎日仕事中、ほとんど負け戦ながらチョコ衝動と闘い続けている。・・・・いずれも本文より。
「旅」と「モノ」について、作者ならではの視点、本音が満載の1冊。読み進めていくと「どうして私の気持ちがここにあるんだろう」とびっくりするほど共感するとともに、新鮮な奥深い視点をそこかしこに感じます。そして読後は、心がほっこり癒されます。
--年齢とともに変えざるを得なくなるものが多くある。変えたくなくても変わってしまうこともあるし、進んで自分から変えることもある。そうした変化を私がもっともおそれていたのは、旅においてである。・・・・・から始まる文庫書き下ろしエッセイ「2016年未来の旅」では、歳を重ねたからこそ感じる旅の変化とその想いを共感溢れる言葉で切々と綴っています。
懐かしいのに新しい。そんな魅力溢れるエッセイが文庫で登場。






【編集担当からのおすすめ情報】
旅の途中で、通勤電車の中で、疲れて帰ってきた夜に、旅先で寛いでいるときに…。大人気作家、角田光代さんの言葉は、面白くてしゃれっ気たっぷり、いきいきと心に届きます。意外にお茶目でひょうきんな一面も。難しいことは忘れてゆるーく楽しめる、そして、ハッとさせられる奥深さもある友達のような一冊です。
さらに今回、文庫書き下ろしエッセイ「2016年未来の旅」を巻末に収録。大人になってからの旅の変化と現代の旅について、角田さんならではの鋭い視点が感じられます。
いつまでも新鮮で、読み返す度に新たな発見がある角田光代さんの魅力を存分に感じるエッセイ、待望の文庫化です。

作品の情報

メイン
著者: 角田光代

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