トラディショナル・フォークと英国的ロックをブレンドしたサウンド、そして憂いを帯びたメロディが、時を超えて世界に暖かい風を届けてくれる…。
スコットランドが生んだ最高のソングライター/ミュージシャン、ジェリー・ラファティーのソロ・アルバム3枚が、ハーフ・スピード・マスタリングのアナログ盤となって登場!

こちらはジョージ・マーティンのAIRスタジオでレコーディングが行われた楽曲や、スティラーズ・ホイール期の楽曲のリメイクなどを収録した1980年発表のアルバム『SNAKES AND LADDERS』!

60年代末にビリー・コノリー(英国で愛されるコメディアン/アクター/ミュージシャン)とともに結成したハンブル・バムスというフォーク・デュオで活動を開始し、その後「Stuck In The Middle With You」というクラシック・ナンバーを生み出したロック・バンド、スティーラーズ・ホイールとして、そしてソロ・アーティストとして数々のヒット曲を世に送り出してきた、スコットランドが生んだ最高級のソングライター/ミュージシャン、ジェリー・ラファティー。「霧のベイカー・ストリート」という大ヒット曲を始め、トラッド・フォークとロック、そしてブルースを見事にブレンドさせたサウンドと憂いを帯びたメロディ・ラインで世界中の音楽ファンを魅了し続けてきた、音楽史にその名を刻む存在だ。

今回、彼が1978年から1980年の間に発表した3枚のクラシック・アルバムが、アビーロード・スタジオのマイルス・ショーウェルによるハーフ・スピード・マスタリングが施されたアナログ盤となってリイシューされることとなった。マスター音源を半分のスピードで再生しながらカッティングすることで、高周波帯域などのコントロールが可能となり、理想的なサウンドをアナログ盤に刻み込むこの技術を使用して生まれ変わる作品群は、1978年発表の傑作『CITY TO CITY』、1979年発表の『NIGHT OWL』、そして1980年発表の『SNAKES AND LADDES』の3作品だ。

★★★『SNAKES AND LADDERS』(1980年作品)★★★
ジェリー・ラファティーのソロ名義での4枚目となるアルバムが、彼が1980年に発表したこの『SNAKES AND LADDERS』だ。今作には、モンセラットにあるビートルズのプロデューサーとしても高名なジョージ・マーティンのAIRスタジオでレコーディングが行われた「The Garden Of England」や「I Was a Boy Scout」、「Welcome to Hollywood」や「Bring it all Home」といった楽曲の他、彼が以前在籍していたスティーラーズ・ホイールの楽曲「Johnny's Song」や、1971年のファースト・ソロ・アルバムに収録されていた「Didn't I」といった過去楽曲のリメイク音源などが収録されている。

発売・販売元 提供資料 （2023/07/14）

Two years after the release of Night Owl, Gerry Rafferty presented his fans with Snakes & Ladders, and although some of his former album's charm and lyrical appeal manages to resurface, the whole of the album comes up short. The memorable melodies, moving allegories, or genuine lyrical warmth that was put into past efforts arise in a couple of tracks, like in the beauty of "Bring It All Home" or in the mystique of "Look at the Moon." It's not that Rafferty's writing is weaker or has been restrained, it's the fact that he fails to present enough passion from an instrumental standpoint throughout the entire album, and to a lesser extent a vocal one, to establish the same type of emotion or atmosphere as he did with City to City or Night Owl. "Royal Mile" was released as a single in the U.K., but only climbed as high as number 67 there and number 54 in the U.S. The album went to number 15 in Britain, but Rafferty showed signs of relinquishing his genuine style ever so slightly, and 1982's Sleepwalking disappointingly confirmed this. Even though his exterior talents had dwindled only slightly, the intangible qualities that made Rafferty such a compelling artist seemed to be left behind in the past decade. ~ Mike DeGagne

Rovi