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クラシック
LPレコード

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フォーマット LPレコード
発売日 2023年09月10日
国内/輸入 輸入
レーベルBrilliant Classics
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 BRL90010
SKU 5028421900100

構成数 : 1枚

【曲目】
アルヴォ・ペルト[1935- ]

SIDE A 19:20
1.◆「鏡の中の鏡」(ヴァイオリン、ピアノ) 10:24
2.◆「アリヌーシュカの癒しに基づく変奏曲」(ピアノ) 5:37
3.◆「アリーナのために」(ピアノ) 3:18

SIDE B 27:18
1.◆「鏡の中の鏡」(ヴィオラ、ピアノ) 10:07
2.◆「モーツァルト-アダージョ」(ヴァイオリン、チェロ、ピアノ) 7:45
3.◆「鏡の中の鏡」(チェロ、ピアノ) 9:24

【演奏】
ベンジャミン・ハドソン(ヴァイオリン、ヴィオラ)
ゼバスティアン・クリンガー(チェロ)
ユルゲン・クルーゼ(ピアノ)

【録音】
2006年、ドイツ、ルートヴィヒスブルク、バウアー・シュトゥディオス

  1. 1.[LPレコード]
    1. 1.
      Spiegel im Spiegel (version for violin and piano) [10:22]
    2. 2.
      Variationen zur Gesundung von Arinuschka [05:36]
    3. 3.
      Fur Alina (For Alena) [03:31]
    4. 4.
      Spiegel im Spiegel (version for viola and piano) [10:05]
    5. 5.
      Mozart-Adagio [07:45]
    6. 6.
      Spiegel im Spiegel (version for cello and piano) [09:33

作品の情報

メイン
演奏者: ベンジャミン・ハドソン(ヴァイオリン、ヴィオラ)

その他

商品の紹介

ベストセラーの優秀録音がアナログLPで登場!

SACDがベストセラーとなっていたアルヴォ・ペルトの名盤が、今度はアナログLPで発売されます。ペルトの音楽は静謐で親しみやすい美しさに特徴があり、その独特の様式については「鈴の声」を意味する「ティンティナブリ様式」という言葉で語られてきました。ほの暗く静かな空間に、そっと響く鈴のようなイメージの澄んだ音世界は実に魅力的です。昨今、オーディオ好きにリバイバル中のアナログLPではどのように響くのでしょうか。

作曲者情報
アルヴォ・ペルト
1935年、エストニアのパイデで誕生。13世紀にリヴォニア騎士団によって建設されたという町です。当時のエストニアはロシア帝国から独立して17年目の共和国でしたが、ペルトが5歳のときにはソ連邦に編入されてしまいます。
ペルトはソ連体制の中でタリン音楽学校に学びますが、兵役によって中断、陸軍バンドでオーボエ演奏やサイドドラムを担当したのちに復学、1957年にはタリン音楽院に進んで作曲を勉強して頭角を現し、1961年、オラトリオ『世界の歩み』により、モスクワで開催された全ソ連青少年作曲コンクールで優勝しています。
ペルトはまた、在学中からエストニア放送のレコーディング・エンジニアの仕事もおこない、1968年に作曲家として独立するまでその職務をこなしてもいました。彼の初期の作風は、ソ連作曲家のショスタコーヴィチやプロコフィエフだけでなく、バルトークからシェーンベルクの十二音技法まで消化した近現代的で前衛的な要素も加味されたもので、放送局勤務という海外情報の入りやすい条件もあったのか、在学中にすでにセリーなど西側の技法に基づく作品まで発表して物議を醸しています。
しかし、1967年に初めて東方正教会の単旋聖歌を聴いて以来、ペルトはそうしたモダンなスタイルによる自身の活動に限界を感じるようになり、それらとは正反対の聖歌やグレゴリオ聖歌、中世、ルネサンス、バロックの宗教声楽曲などを研究すると同時に、宗教を探究し、ロシア正教会に深く関わるなどして、西洋音楽の原点回帰を目指し、独自の美を追求するようになります。
作曲家として独立した1968年に発表された『クレド(信仰告白)』はペルトの新たな姿勢をコラージュ的に如実に示したものといえ、ネーメ・ヤルヴィによっておこなわれた初演は、表向き信仰を禁じていたソ連文化官僚の逆鱗に触れ、10年間の演奏禁止を宣告されてしまいます。
そうしたこともあって、ペルトはソ連文化官僚と芸術上の問題で対立、1979年には国を出てウィーンに移住して市民権を獲得、1982年からはベルリンを拠点に活動を展開するようになります。
ペルトの名前が一躍有名になったのは、その音楽がECMレーベルを主催するマンフレート・アイヒャーの目にとまったことがきっかけでした。元ベルリン・フィルのコントラバス奏者でその後ジャズのベーシストに転向し、ほどなくレーベルを興すことになったアイヒャーは美しい音楽に関して凄い嗅覚の持ち主。
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発売・販売元 提供資料(2023/08/01)

ペルトの作品を気に入ったアイヒャーは、1983年、クレーメルやキース・ジャレット、デニス・ラッセル・デイヴィス、ベルリン・フィルの12人のチェリストたちを起用してレコーディングをおこない、翌年、アルバム「タブラ・ラサ」として発売、その独自の美しさを持った音楽はまたたく間に多くの人に知られることとなり、世界的なヒットを記録することとなります。
その音楽を彩ったスタイルは、1970年代の後半に確立された「ティンティナブリ(鐘鳴らし)様式」という簡素な和声を用いた瞑想的で神秘的なもので、以来、ペルトの音楽の代名詞ともいうべき技法となっています。

<ベンジャミン・ハドソン(ヴァイオリン、ヴィオラ)>
1950年、イリノイ州ディケーターで誕生。クリーヴランド音楽大学のドナルド・ワイラースタインに師事したのち、ロサンジェルス南カリフォルニア大学大学院に進み、同時にロサンジェルス室内管弦楽団に最年少メンバーとして在籍。以後、教育者、及び現代音楽の分野で主に活動した後、渡欧し、ドロットニングホルム宮廷劇場管弦楽団のコンサートマスターとなって、エストマンのもとで9年間を過ごし、その間、デッカのモーツァルト・オペラ録音シリーズにも参加していました。その後、バイエルン放送交響楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、ケルン放送交響楽団で頻繁にゲストコンサートマスターを務め、バーゼル交響楽団とシュトゥットガルト室内管弦楽団のコンサートマスターも務めていました。CDは、Brilliant Classics、ECM、Tacet、Nimbus、Musical Heritage Societyなどから発売。

<ゼバスティアン・クリンガー(チェロ)>
1977年、ミュンヘンで誕生、6歳からチェロのレッスンを受け、その後、ザルツブルクとウィーンでハインリッヒ・シフに、ベルリンでボリス・ペルガメンシコフに師事。さまざまなコンクールで受賞した後、2001年にベルリンのドイツ音楽コンクールで優勝。以後、バイエルン放送交響楽団首席奏者、ソリスト、室内楽奏者として活躍。CDは、Brilliant Classics、FUGA LIBERA、OEHMS、BR Klassik、Deutsche Grammophon、SONY、Ars Musiciなどから発売。

<ユルゲン・クルーゼ(ピアノ)>
ハイデルベルクで誕生。4歳でピアノのレッスンを開始。最初は父親のロルフ・クルーゼから教えを受け、その後ストラスブールのシャルル・シュヴァルツ教授に師事。1991年にシュトゥットガルト州立音楽舞台芸術大学に入学し、2000年にソリスト試験を受けて修了。以後、ソリスト、室内楽奏者として欧米や日本で活躍。CDは、Brilliant Classics、Cybele、Harmonia Mundi France、Hanssler Classic、Landesbank Baden-Wurttembergなどから発売。
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発売・販売元 提供資料(2023/08/01)

メンバーズレビュー

4件のレビューがあります
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今宵この曲=鏡の中の鏡を聴いていると、すべてに満たされているようだ。作曲理論は、添付小冊子を参照のこと。
2021/09/26 村夫子さん
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