フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
デジパック |
発売日 |
2023年09月09日 |
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規格品番 |
PTC5187043 |
レーベル |
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SKU |
8717306260435 |
ビシュコフ率いるチェコ・フィルによる「巨人」登場!
2018年10月よりチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者・音楽監督としての任期をスタートさせたセミヨン・ビシュコフが全身全霊で臨んでいるマーラーの交響曲全曲録音。当アルバムは第1番「巨人」を収録しております。
当団にとってマーラーの全曲録音は1976年から1982年にかけてのヴァーツラフ・ノイマンとの録音以来。オーストリアで活躍したマーラーですが生まれは当時のオーストリア帝国に属するボヘミア王国のイーグラウ近郊のカリシュト村(現チェコのイフラヴァ)。この全曲録音は当団にとって重要なプロジェクトとなっております。
マーラーは「交響曲は一つの世界のようなものであるべきで、すべてを包摂するものでなければならない」という有名な言葉を残していますが、第1番「巨人」は動物(カッコウ)の鳴き声、狩猟の角笛、農村の踊り、フレール・ジャックの民謡の引用など、まさにマーラーが目指した「交響曲」の世界を創り上げています。
「マーラーの交響曲は人生の"ポリフォニー"を表現するものであり、これらの作品を録音することは、生涯をかけて抱いてきた夢、そして喜びです」と語るビシュコフ。温かく優しい音色を全面に引き出し、マーラーが描いたボヘミアの香り高き演奏を聴かせてくれます。
キングインターナショナル
構成数 | 1枚
マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」
(I.16'39 / II.7'29 / III.10'31 / IV.20'31=55'16)
【演奏】
セミヨン・ビシュコフ(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】
2021年10月12~15日/ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール(プラハ)
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1.[CD]
歌心に溢れたマーラー!
オケ配置は通常配置ながら、Pentatoneの優秀な録音ゆえか分離が良く、音の見通しが素晴らしい。
それ以上に、オケの質感がいい。シルキーで艶がある。その美質は、例えば第4楽章の阿鼻叫喚でさえ、決して下品にならないところからも窺い知れよう。勿論迫力にも事欠かないのだが、迫力だけで押してくる演奏とは明らかに一線を画している。
何より、「マーラーってこんなにも歌心があるんだ」ということに改めて気付かされる。もっとも、よくよく考えれば、《巨人》は《さすらう若人の歌》と密接な関わりがあり、それゆえ曲にカンタービレの精神が根付くのは当然と言えば当然なのだが、このことをここまで如実に意識させられる演奏もそう多くないのではないか。
時折、蠱惑的とも言うべきポルタメントや、息を呑むほどのピアニシモも聴かれ、一音一音を慈しむかのようである。
憑依型とも分析型とも、まして時代考証型とも異なる、充実したマーラーを聴けた。
よって文句なしの星5つ!
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