| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2015年01月10日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 講談社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 文庫 |
| SKU | 9784062922746 |
| ページ数 | 288 |
| 判型 | 文庫 |
構成数 : 1枚
序にかえて―私と歌との出逢い
第一章 愛唱歌―愛唱歌をもつ人は幸せである
あの頃の子どもの歌/あなたは子どもの時何を歌ったか
第二章 唱歌―この日本的なもの
唱歌の意義/私の選ぶ唱歌ベスト12/文部省唱歌の作者は誰か
第三章 童謡―世界に誇る文化財
童謡とは/童謡の美しさ
第四章 童謡の歌詞―わらべうたから童謡へ
わらべうたの言葉/雨情の詩二篇
第五章 童謡の曲―童謡文化を築いた三大家
本居長世の曲の魅力/中山晋平の曲の秘密/側面から見た山田耕筰
付録 子守唄私論
覚えやすく歌いやすいが、堅苦しさのある「唱歌」。当代一流の詩人と作曲家が子どもたちのために競作した、世界に誇るべき文化財「童謡」。対立しつつも共存していた唱歌と童謡の魅力とは。大正から昭和初期のラジオ番組「子どもの時間」では、どんな歌が流れていたかを分析し、その頃に子ども時代を過ごした人々の愛唱歌をアンケート調査するなど、その歴史と人間模様をまじえて、日本の音楽文化と言語文化を再発見する。
愛唱歌をもつ人は、幸せな人である。子どもの時の愛唱歌は、それを歌う人を子どもの頃に立ち返らせ、それはあすへの活力のもとにもなる――。「内心は作曲家になりたかった」という国語学者が、自らも親しんできた「童謡」と「唱歌」の魅力を論じる。
大正から昭和初期のラジオ番組「子どもの時間」では、どんな歌が流れていたかを分析し、その頃に子ども時代を過ごした人々は、どんな歌を愛唱したかをアンケート調査するなど、「唱歌」と「童謡」が対立しつつも共存していた時代の「歌の世界」を、その歴史と人間模様をまじえて、著者独特の平易な筆致で描き出す。
覚えやすく歌いやすいが、堅苦しさのある「唱歌」。当代一流の詩人と作曲家が子どもたちのために競作した、世界に誇るべき文化財「童謡」。その数々を口ずさみながら読み進むうちに、日本の音楽文化と言語文化を再発見する一冊。
1978年に主婦の友社より刊行され、1995年に教育出版より再刊された同名書籍の文庫化。

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