"幾何学模様"が主宰するアムステルダム拠点のレーベル<Guruguru Brain>から5月末にVinyl&配信で世界デビューをした"maya ongaku"の1stアルバム『Approach to Anima』が国内盤としてCDをリリース!
Guruguru Brain / Bayon Productionからリリースされるデビューアルバム『Approach to Anima』は、maya ongakuが基礎的なグルーヴを構築しながら、彼らの心の奥底にあるものを引き出している。園田のしなやかなギターとボーカル、高野のうねるようなベースライン、池田の浮遊感のある木管楽器、そして繊細なパーカッションとシンセが、主張しながらも抽象的で、落ち着きながらも不穏な空気感を醸し出している。サックスがゆったりと流れる"Approach"は、maya ongakuの世界への導入部であり、"Water Dream"は、"Pillow Song"の穏やかなフィナーレに向かって浮遊しているよう。ネオ・ダダやフルクサスなどの現代芸術と、60年代後半における録音技術の発展が交差する場所など、彼らの多くの関心や影響を簡潔に凝縮している。タイトルが示すように、『Approach to Anima』は終着点ではなく、探求の始まりに過ぎない。幼なじみの3人組、maya ongakuは、のどかでありながら急速に高級化が進む江ノ島で、常にその先を見つめている。maya onagkuの自由な世界観は、私たちに見えないものを見せ、肉眼の可能性を広げ、彼らの音楽が持つ奔放な生命力を感じさせてくれることだろう。
発売・販売元 提供資料(2023/07/10)
江ノ島を拠点にする3人組の初作。今年5月に配信とアナログ盤でリリースされて以降、国内外のサイケ~アンビエント数寄者たちから賛辞を集めている一枚。穏やかな歌心は童歌を思わせ、まろやかに音が重なる様はハイスピードカメラで撮られた大自然の風景のよう。ただそこに流れているという感覚を持つこの43分に、何時間でも身を任せていたい。
bounce (C)田中亮太
タワーレコード(vol.477(2023年8月25日発行号)掲載)