これまで多数の要望がありながら実現していなかった<澤野工房>のLP化シリーズ第二弾。CD作品からのLP化に際しJazz Shinsekaiがコンセプトから再定義し、ジャケット・デザイン、曲順、描き下ろしのライナーを再構築。アルバムモチーフはそのままに全く新しい作品に仕上げました。数々の名作カタログが昨今注目のアナログ盤で蘇ります。オランダのピアニスト、アーノルドクロスが2002年に14年ぶりにスタジオ録音した作品。本作の演奏に漂うのは、エヴァンス・トリオが持っていた"優雅な雰囲気"と"彼の心に迫ろう"としているクロスの姿。偉大なる先達に込めた心に染み入る演奏には、様式美やテクニックを超えた心からの敬愛と、彼自身の生き様が投影されている。 (C)RS
JMD(2023/07/06)
「美」のために全てを。磨き上げたタッチとフレーズが作り上げる絶品のピアニズム。幻のピアニスト、Arnold Krosの、「魂」が聴こえる。
これまで多数の要望がありながら実現していなかった「澤野工房」のLP化シリーズ第二弾。CD作品からのLP化に際しJazz Shinsekaiがコンセプトから再定義し、ジャケット・デザイン、曲順、描き下ろしのライナーを再構築。アルバムモチーフはそのままに全く新しい作品に仕上げました。数々の名作カタログが昨今注目のアナログ盤で蘇ります。オランダのピアニスト、アーノルドクロスが2002年に14年ぶりにスタジオ録音した作品。本作の演奏に漂うのは、エヴァンス・トリオが持っていた"優雅な雰囲気"と"彼の心に迫ろう"としているクロスの姿。偉大なる先達に込めた心に染み入る演奏には、様式美やテクニックを超えた心からの敬愛と、彼自身の生き様が投影されている。
発売・販売元 提供資料(2023/07/03)
1981年のデビュー・ソロ作品『Story Line』(Daybreak)、ピアノ・トリオでの1985年録音の『Crinkle's Garden』(Limetree/国内CD化済)、三作目の『A Little Expertise』(自主制作盤。88年録音89年発売)とマニアックなファンの注目を集め、ビル・エヴァンスの信奉者から大きな支持を得ていた。そのクロスが一般的な人気を得たのは澤野工房からの本作をはじめとした作品登場からだった。エヴァンス・ファンを中心に欧州ピアノファンにとって新鮮な驚きをもたらした。本作は先にCD発売された88年録音の初期のクロスの名演をジャケットも新しく初めてLP化したものでエヴァンスへのリスペクトが一杯に詰まった貴重な演奏。
intoxicate (C)瀧口譲司
タワーレコード(vol.165(2023年8月20日発行号)掲載)