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死亡直前期の患者を診る

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フォーマット 書籍
発売日 2023年06月28日
国内/輸入 国内
出版社南江堂
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784524232772
ページ数 180
判型 A5

構成数 : 1枚

【書評1】
「ヘンゼルとグレーテルは緩和ケアの森のなかでもう迷うことはない」

リアルでもインターネットでも書店の医学書のコーナーにいけば,緩和ケアに関するさまざまな書籍が並んでいる.エビデンスに基づくガイドラインが整備され,緩和ケアの専門家を目指す者が手にとるべき標準テキストも用意されている.評者が緩和ケアの森に足を踏み入れたのは20年ほど前だが,その頃に比べると知識を得るツールは,はるかに充実している.

しかし,リアルワールドにおける緩和ケアの実践には依然としていくつもの迷い道が残されている.とくにimminent death(死が近づいたとき)において,あなたが医療チームのなかでどのような役割を担い,どのような治療やケアを取捨選択し,また患者や家族の前でどのように振る舞い,どのような言葉をかけるのか.教科書やガイドラインを読むだけでは立ち行かない.しかも不幸にして私たちはしばしば孤独である.幾人もの同僚がいて,目の前の問題にどう対処すべきか,経験を分かち合いながらいつでも話し合える環境にはなかなか巡り会えない.

目の前の患者に残された時間はどのくらいなのか,苦痛を和らげ患者の自己実現を支援するには何をすればよいのか,解決が困難な耐えがたいつらさにどのように対処するのか,苦痛緩和のための鎮静を適切に行うにはどうしたらよいのか.緩和ケアの専門家を志すものは皆,死の直前にあってつらさを抱えた患者や家族を目前にして悩み,ゆらぎ,それでも考え抜くことを重ねてきた.森のなかを行きつ戻りつして,本当にあれでよかったのかと何度も問い直しながら.

本書はそうした悩みやゆらぎのなかで誰もが迷い込むいくつかの小道に,道しるべを置いてくれる.まるで森へと迷い込んだヘンゼルとグレーテルが,道々にパンくずを目印として落としていったように.しかも童話と違ってパンくずを食べてしまう小鳥や意地悪な魔女はいない.代わりにDr森田という森の賢者がところどころで大切な助言までくれるのだ.

もちろん目の前の患者のために思い悩み,考え抜くことが実践者にとって大切な財産になることは昔も今も変わらない.しかし,緩和ケアを志して深い森に初めて足を踏み入れるとき,本書が傍らにあることは,あなたを力づけ,その冒険の大きな助けになることだろう.

臨床雑誌内科133巻2号(2024年2月号)より転載
評者●永山 淳(国家公務員共済組合連合会浜の町病院緩和医療内科)



【書評2】
本書の第一印象は,「読みやすい」テキストであり「使える」本である.エビデンスと実践に関する記述のバランスがとてもよく,「なぜこのことが問題になるのか」「それに対して,どのようなエビデンスがあるのか」「では,実践ではどうしたらよいのか」について,著者らの知識や経験を惜しみなく披露している.読み物としても,エビデンスの辞書として実践で困った際に調べるときにもフル活用できる書籍である.脱初心者をうたっているが,本当にそのとおりだなと思う.

本書は,「予後予測」「死亡直前期のコミュニケーション」「死亡直前期の問題(食事・急変・鎮静)」「看取り」の4 つの章から構成される.そして,それぞれの章で「つまづきやすいポイントと,それに対してどのような思考をとるか」「医学的知.....

  1. 1.[書籍]

緩和ケアという森にはさまざまな木(テーマ)が生えている.そんな森に足を踏み入れようとしているあなたに,初心者時代の記憶新しい著者らが記す,<緩和ケアの"超入門書"シリーズ>!!
本巻では死亡直前期の対応について解説.予後予測や意思決定支援の実際から,急変時の対応,輸液,鎮静,看取りの作法など,初心者には困難を感じやすい局面を取り上げる.患者の最期に関わる全ての医療者に.

【目次】
死期が近づいていそうな患者をみるとき
第1章 生命予後を推定する
1. 生命予後を推定する ──私の患者さんに残された時間はどれくらい?
2. がん患者の生命予後を推定する ──え,そんなに早いの?!
3. 非がん患者の生命予後を推定する ──次に悪くなったらもう後がない?

第2章 死亡直前期のコミュニケーション
1. 死亡直前期のコミュニケーション1 ──話しづらいことをどうやって話せばいい?
Column「本人には予後を知らせないでください」
2. 死亡直前期のコミュニケーション2 ──話し合いを重ねて患者と家族の願いを叶えよう
Column「こんなに悪いのに家に帰れない」
Column 事実は想像を"常に"上回る

第3章 死亡直前期で問題になること
1. 死亡直前期に問題になりやすいこと ──食べられなくなってきたんですけど,どうしたらいいですか?
2. 死亡直前期の急変に備える ──治療・ケアのゴールを決めておく
3. 苦痛が取り切れないときに考えること ──もう寝かせたほうがいい?
Column 緩和的鎮静 ──安楽死や関連する概念との違い

第4章 患者さんのお看取り
1. 患者さんが亡くなったとき ──お看取りってどうすればいいの?
Column 医療者も泣いていい
ex. 救急外来での心停止時の対応

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