"ユニークな音世界"を構築する天才作曲家が遺したオーケストラ作品を受賞映画音楽作品からの組曲とともに録音したアルバム。世界初録音
《ヨハン・ヨハンソン:A Prayer To The Dynamo/Suits from Sicario and The Theory of Everything》
アイスランドの天才作曲家ヨハン・ヨハンソン(1969-2018)による後期の3つの作品がドイツ・グラモフォンから発売されます。すべて世界初録音。『A Prayer To The Dynamo』は、ヨハンソンがテクノロジーに魅了されたことに、そして特に彼がレイキャヴィク郊外のEllidaar水力発電所で行ったフィールド・レコーディングとアメリカの作家ヘンリー・アダムズの著作『ヘンリー・アダムズの教育』とにインスパイアされたオーケストラ作品の大作です。ウィニペグ交響楽団からの委嘱により作曲され、2012年2月13日に同交響楽団の現代音楽祭で初演されました。この作品は彼にとってキャリアの転機となる作品であり、映画音楽のような制約を一切受けずに自由に作曲されたオーケストラ作品です。
ヨハンソンの最も成功した映画のサントラ盤から作曲家自身により編集・編曲された2つの組曲も収録されています。映画『Sicario(邦題:ボーダーライン)』と『The Theory of Everything(邦題:博士と彼女のセオリー)』で、これらはアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞(『The Theory of Everything』は作曲賞を受賞)、英国アカデミー賞、放送映画批評家協会賞、グラミー賞などにノミネートされました。映画の物語には関わりなく、純粋に音楽的な判断に基づいて編曲された組曲です。
アイスランドのダニエル・ビャルナソンがアイスランド交響楽団を指揮、レイキャビクのハルパ・コンサートホールで録音されました。ブックレットには有名な音楽ライターでラジオのホストであるジョン・シェーファー氏が、ヨハンソンの父親ヨハン・グンナルソンにインタビューしたライナーノーツが掲載されています。
発売・販売元 提供資料(2023/06/30)