1969年に生まれたジェイソン・ベッカーは5歳からギターに親しみ、14歳の時からプロ・ミュージシャンのレッスンを受け、17歳の時にプロとしてスカウトされる。そして後にメガデスに参加するマーティ・フリードマンとバンド〈カコフォニー〉を結成しアルバム『Speed Metal Symphony』で本格的なデビューを果たす。2人の超絶テクニックによるツイン・リード・ギター・サウンドは話題となる。バンド解散後はソロとして活動、スティーヴ・ヴァイが脱退したディヴィッド・リー・ロスのバンドに参加するが難病であるALS(筋萎縮性側索硬化症)の病に罹り病床に伏せる...
そんなジェイソン・ベッカーに対して彼と知己のあるミュージシャンやリスペクトするミュージシャン達が彼の状況を支えるべくチャリティ・アルバムのリリースやコンサートを行い、その一環で1996年に彼のベネフィット・コンサートとしてシカゴでコンサートが開催されトップ・ギタリストが参加する。このコンサートのハイライトは故エディ・ヴァン・ヘイレン、TOTOのスティーヴ・ルカサー、そしてMR. BIGのビリー・シーンと故パット・トーピーによるセッション・バンドによるパフォーマンス。カヴァー・ナンバーながらもスーパー・テクニシャンの4人が繰り広げるパフォーマンスは圧巻!! この演奏は地元シカゴのFM局で放送され、この放送時の音源が発見されライヴ・アルバムのリリースに至る。エドワード・ヴァン・ヘイレンという不出のスーパー・ギタリストと同様にTOTOを率いながらもセッション・ギタリストとして唯一無二のステイタスを築いたスティーヴ・ルカサー、そしてMR.BIGの鉄壁なる強力リズム・セクションのビリー・シーン&パット・トーピーによるパフォーマンスは単なるワン・タイム・セッションの範疇を超えた濃密な音空間を創造しているだけに、このライヴ・アーカイヴはファン感涙の超絶な作品だ!!
輸入盤国内仕様<日本語帯、英文ブックレット対訳付>
エドワード・ヴァン・ヘイレン (g)
スティーヴ・ルカサー (g, vo)
ビリー・シーン (b)
パット・トーピー (ds)
発売・販売元 提供資料(2023/06/28)