米ロサンゼルス出身のキャメロン・メジローによるエレクトロニック・プロジェクト、グラッサー。10年振り、自身3枚目のアルバムをワン・リトル・インディペンデントよりリリース。 (C)RS
JMD(2023/07/20)
米ロサンゼルス出身のキャメロン・メジローによるエレクトロニック・プロジェクト、グラッサー。10年振り、自身3枚目のアルバム『クラックス』をワン・リトル・インディペンデントよりリリース。
Cameron Mesirowのエレクトロニック・プロジェクト、Glasserは、2023年10月にOne Little Independentから待望のサード・アルバム『crux』をリリースする。『crux』は、Glasserのドリーミーなエクスペリメンタル・ポップとレイヤーされたエレクトロニクスの魅惑的なブレンドで、個人のアイデンティティ、感情の脆弱性、人間の経験というテーマを探求している。同作は、2010年と2013年にそれぞれリリースされ、高い評価を受けた2枚のアルバム、『Ring』と『Interiors』に続く復帰作となる。この間、GlasserはMoMA、PS1、The Walker Arts Center、MOCA、Coachella、Primavera、Latitude、Field Dayでパフォーマンスを行い、The xxやJ□nsi(Sigur R□s)とツアーを実施。また、Fever Ray、Jamie XX、John Talabotらとリミックス・プロジェクトでコラボレートしている。『crux』に収録されている楽曲は、バラバラの要素を織り交ぜて、まとまりのある補完的な全体像として仕上げられている。このアルバムは、多彩なサウンドをシームレスに融合させ、アートの創造を通して意味と答えを探すという、完全で没入感のあるコンセプト・ピースを作り上げるものだ。
発売・販売元 提供資料(2023/06/27)
グラッサーことキャメロン・メジローが10年ぶりとなるアルバムを発表した。3作目となる本作は、これまで追求してきたエクスペリメンタルなエレポップという路線を深化させたものだ。いくつもの拍を駆使したビート、余白を活かした艶やかな音像、奔放な歌い回しといった多くの魅力はビョークを想起させる。内観的視座が際立つ味わい深い歌詞もグッド。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.479(2023年10月25日発行号)掲載)