70年代初期のチェコ・ロックシーンを代表するブラス・ロックバンドFLAMENGOの元メンバーであり、JAZZ Qの稀代の名作『SYMBIOSIS』にもゲスト参加したリード奏者のJan Kubikをリーダーに、FLAMENGO/STROMBOLIのメンバーとしてしられるVladimir Kulhanek(b)、同じくSTROMBOLIのMichal Pavlicek(g)、BLUE EFFECTのLesek Semelka(key/vo)などチェコのロック/ジャズ・シーンにおける精鋭達が携わった、スーパーグループともいえるチェコ産ジャズ・ロックバンド:BOHEMIA、彼らが活動期に遺したシングル全曲と新たに発掘されたスタジオ・レコーディング音源、そして'77年のライブ音源を1作にまとめた変則コンピレーション盤がチェコのTomas Padevetレーベルより'23年リリース!
CD1には『STUDIOVE NAHRAVKY 1976-1978』と題して'77年から'79年までにPantonからリリースされたシングル4タイトルの全曲、及び今回初公開となる'Ticho''Nadrazi Bylo Mym Domovem''Ptaci Pisen''Cestovni Hodiny''V Zari Halogenu''Karneval'のスタジオレコーディング音源を、CD2には『KONCERTY 1977』と題して、'77年4月/12月の公演より5曲分のライブ音源を収録。アルバムとしては唯一の作品となった'78年作『ZRNKO PISKU』では、東欧らしい翳りを帯びたLesek Semelkaのボーカルを大きくフィーチャーしつつ、シリアスな雰囲気を嫌でも漂わせる劇的な展開や熱気を含んだギター/ベース/エレピ/サックスの長大なソロも組み込まれた、ジャズ・ロックというよりもプログレ的なアプローチが目立つ楽曲が収められていた一方で、長くても5分台に抑えられたシングル曲に関しては、はっきりとしたキャッチーなテーマ部と主にJan Kubikによるフルート/サックスの軽快なソロ・パートで構築された、割とこざっぱりとしたジャズ・ロック~フュージョンサウンドとなっております。
70年代チェコのロック/ジャズ・シーンというと前記したJAZZ Q/FLAMENGOの他にもMAHAGON/COMBO FH/ENERGITと、共産主義の政府からの弾圧を受けつつも良質なジャズ・ロックバンドが数々誕生してきた環境でしたが、各プレイヤーの確かな技量もあって、本バンドはその中でもMAHAVISHNUORCHESTRAなどとも通じる所にある、比較的ワールドワイドな視点と親しみやすいタッチが個性であり魅力です。また未発表曲を多数収録したライブ盤となるCD2についてもこれまで知られてこなかったBOHEMIAの側面を伝える1枚となっており、小気味よく跳ね回るエレピとスピーディーなインタープレイが炸裂するギター/サックスが生み出す音像はENERGITにも通じる強いグルーヴ感が存在。CD1/2共に東欧ロック/ジャズ・ロックファンは必聴の内容です!
発売・販売元 提供資料(2023/07/06)