NYの音楽シーンに欠かせない存在であるジャズギタリストのジョン・ハート新作
ギター、テナーサックス、ハモンドオルガン、ドラムと、個々の高い演奏スキルが紡ぐ控えめなジャズ・サウンドに酔いしれる一枚
ニューヨークを拠点に活躍するジャズギタリストのジョン・ハートが、昨年にリリースした『Euphoria』に引き続き1年足らずで新たなアルバム『Resonance』を発表。
ジョン・ハートは、1961年、アメリカ/ヴァージニア州生まれのジャズギタリストであり、マイアミ大学フロスト音楽学校の講師でもある。29年間にわたってニューヨークに定着してきた彼は、今日のジャズ・シーンで最も多才で多才なギタリストの1人。彼はブルーノートなどの有名レーベルから、バンドリーダーとして8枚のCDをリリースし、オルガニストのジャック・マクダフとの16年間の共演を含め、サイドマンとして100枚以上のCDに出演している。これまでにハートは、ジミー・スミス、ジェームス・ムーディ、ジョン・ヘンドリックス、ブライアン・ブレイド、クリス・ポッター、ラリー・ゴールディングス、そしてボーカリストのリズ・ライトやヒラリー・コールとも仕事をしてきた。
SteepleChase5作目となる今作ではメンバーに、テナーのリッチ・ペリー、B-3ハモンドオルガンのブライアン・シャレット、ドラムにスティーヴ・ジョンズを迎え完璧なカルテットを編成している。個々の演奏スキルが非常に高いレベルにありながらも、比較的控えめなジャズ・サウンドで満たされている。メインストリームからフリー・インプロビゼーション、ブルースからファンクに至るまで、ジョンがあらゆる表現を作り出すのが容易であることは、今作を聴いてみると明らかで、一聴の価値あり。
発売・販売元 提供資料(2023/07/21)