仲間たちの死を乗り越え、力強く前向きの精神で打ち鳴らされたSPIRIT ADRIFT(スピリット・アドリフト)の5作目にして最高傑作『Ghost At The Gallows』
数多くのバンドを渡り歩いてきたマルチプレイヤーであるNate Garrettが生み出す個性的かつ魅力的、中毒性のあるリフが崇拝者を数多く生み出し、"過去10年間における最高のUSメタルバンド"とも呼ばれるSPIRIT ADRIFT(スピリット・アドリフト)。Nate以外のメンバーを一新したバンドが5作目をリリースする。バンドは昨年2022年に、TYPE O NEGATIVE、PANTERA、METALLICA、THIN LIZZY、LYNYRD SKYNYRDのカヴァーと、新曲2曲を収めた8曲入りEP『20 Centuries Gone』を発表、充実の内容は今作への期待感を高めてくれた。さらに、CARCASSやANGEL WITCHのライヴでギターを弾いてきたTom Draperが加わり、サウンドのレベルを確実に押し上げた中で『Ghost At The Gallows』はリリースを迎える。
『Ghost At The Gallows』と題された最新作は、POWER TRIPのRiley Galeや、BLACK DAHLIA MURDERのTrevor Strnadなど、仲間のミュージシャンたちの死、そして新型コロナウイルスがもたらした殺伐とした雰囲気、私たちを悩ます閉ざされた世界が背景となっている。しかし、悲痛な楽曲ばかりが占める作品ではない。「I Shall Return」のようにその悲しみを乗り越え、自分の力で道を切り開くことを訴えるポジティヴな楽曲も輝きを放つ。さらに、今作はリアルで生々しい爆発的なエネルギーを捉えるためにスタジオで一発録りを敢行、バンドらしい一体感のあるサウンドを手に入れた。そして、バンドの持ち味であるヘヴィなリフ、頭を振りたくなるようなキャッチーなパート、空に飛び立ちたくなる高揚感の全てを兼ね備えた過去最高の仕上がりのレコードとなった。
アメリカ南部の哀愁を感じさせるところもSPIRIT ADRIFTらしさといえるだろう。「今作は、SPIRIT ADRIFTのこれまでの道のりを総括するような時代を超越したものにしたかった。10年後も聴き続けられるような作品にね!」とNateも自信をのぞかせる。今作はNateとJeff Hensonがエンジニアと共同プロデュースを務め、Zeussがミキシング、マスタリングを手がけている。
<SPIRIT ADRIFT>
・Nate Garrett - vocalist、guitarist
・Sonny DeCarlo - bassist
・Tom Draper - guitarist
・Mike Arellano - drummer
発売・販売元 提供資料(2023/07/20)