"2023年のアフロ・フューチャリズム"を体感させるDJ NATUREによる9年ぶりのフルアルバム、2枚組アナログ盤で限定リリース!!
アフリカン・ルーツを中心とした豊かな音楽要素を散りばめたDJ NATUREのフルアルバム『Otherwhere』が、アナログ2LPでリリース。
NYのジャズシーンと濃密なコラボレーションを実現しながら、アフロ、ジャズ、ソウル、ラテン、ダブなどを落とし込んだ、"2023年のアフロ・フューチャリズム"を体感させる名盤がここに生まれた。
[デトロイトのビートダウンサウンドと共振]
2014年にJazzy Sportからリリースした『Let The Children Play』以来、9年ぶりとなるDJ Natureのフルアルバム『Otherwhere』が、アナログ2LPでリリース。近年は日本のレーベルSound Of SpeedからKuniyukiとのコラボレーションEPをリリースしたり、ブリストルのレーベルFutureboogie RecordingsからソロEPをリリースしたりするなど、アナログレコードのフォーマットでコンスタントに作品を発表してきたDJ NATURE。Jazzy Sport Productionの2023年第一弾となる本作では、アフロ、ジャズ、ソウル、ラテン、ダブなどアフリカン・ルーツを中心とした、DJ NATUREの豊かな音楽要素が散りばめられた全8曲のトラックを収録している。
40年間にわたる活動の中で、常にさまざまな形態の音楽を学び理解し、情熱を注ぎ続けてきたDJ NATURE。1980年代にはイギリスのブリストルでトリップ・ホップのシーンをけん引した伝説的なサウンドシステム、The Wild BunchのメンバーDJ Miloとして活動。Island Recordsグループの4th & B'way Recordsと契約してダブプレートやシングルをプロデュースし、さらには日本のMajor Forceクルーと一緒に初期の作品を制作してきた。1989年にニューヨークに移住してからは、さらにアンダーグラウンドな活動を続ける。自身のレーベルRuff DiscoよりNature Boy名義で自主制作盤のハウス・ミュージックをリリースし続け、ニューヨークのKiss FMでTony Humphriesにプレイされ注目を集めた。さらにDJ Miloの名義でヒップホップを制作し、Pete Rock & Marley MarlによるHot 97 NYのFuture Flavasで取り上げられる。その後DJ NATURE名義でハウスプロデューサーとして再始動し、日本のJazzy SportやニューヨークのGolf Channelからリリースを行ってきた。その作品の数々はデトロイト発のビートダウンサウンドとも共振する音楽として、ミュージックフリークから絶大な支持を得ている。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2023/06/16)
[NYジャズシーンと濃密にコラボレーション]
『Otherwhere』の魅力は、NYのジャズシーンと濃密なコラボレーションを実現しているところにある。リードトラック「Synthetic Crisis」ほか2曲で流麗なエレクトリック・ピアノのソロを聴かせるのは、ジャズ・ピアノ/キーボード奏者のMiles Lennoxだ。若手ミュージシャンのための国際的なコンペティションYoungArtsのファイナリストとなったり、学生のためのグラミー賞Grammy Camp-Jazz Sessionで受賞したりするなどの実力が高く評価されている。また前作に引き続き、ジャズ・サックス/フルート奏者のWillie Williamsが「Mbakwe」や「Joyous」ほか4曲で参加。 Art Blakey、Charles Earland、Groove Holmesなど数々のレジェンドプレイヤーと共演を果たしてきたベテランの心地よい演奏がグルーブに彩りを添えている。
「アルバムのタイトルである『Otherwhere』は、西洋の現実世界として定義された領域の、外側に存在する場所のことです。私たちの祖先は、自然と調和するこの場所からやってきました。音楽やダンス、スピリチュアリティを通じて宇宙とつながっていたのです」とDJ NATUREことMilo Johnsonは、ニューアルバムのタイトルに込めた意味の背景を語る。
DJ NATUREだからこそ紡ぎだすことのできる、ブラック・カルチャーの歴史を縦横無尽に結びつけた音のコラージュとも言える『Otherwhere』。カバーアートワークは前作『Let The Children Play』でおなじみYui Abeによるものだ。イラストが物語るような、"2023年のアフロ・フューチャリズム"を体感させる名盤がここに生まれた。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2023/06/16)
ブリストルのレジェンドによる、この名義では9年ぶりとなる3作目。NYに移住して現地のジャズ・シーンと濃密なコラボを経験したそうで、アフロ~ソウル~ラテン~ダブといった自身のルーツに根ざす音楽的要素を散りばめながら極上のビートダウンを披露。半数の楽曲でサックス/フルート奏者が参加して彩りを添えており、心地良いグルーヴの形成に一役買っている。
bounce (C)野村有正
タワーレコード(vol.473(2023年4月25日発行号)掲載)