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鶴見俊輔 混沌の哲学 アカデミズムを越えて
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商品の情報
フォーマット |
書籍 |
---|---|
構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2023年06月20日 |
---|---|
規格品番 |
- |
レーベル |
|
ISBN |
9784000239066 |
版型 |
46 |
ページ数 |
418 |
作品の情報
収録内容
構成数 | 1枚
はしがき
序章 正義と狂気のあいだ
思想家と二つの顔
「春子」と「退行計画」
政治と文学
ハウスキーパーと日本共産党
「反・反共」と「反共」と
本書の主題
I 反戦の思想と行動
第一章 一九六九年八月・大阪城公園
1 「反博」とベ平連の危機
ベ平連の二重構造と「反博」
声なき声の会とベ平連
2 市民と土民のあいだ
「土民」対「市民」
石川三四郎の「土民生活」とデモクラシー
「市民」という幻想
3 市民運動家としての資質
鶴見と小田との不和
悪人と善人と
I am wrong
方法としてのアンビヴァレンス
4 徳永進と「らいの家」
「反博」のなかの「らいの家」
戦争が〈らい〉を解放する
戦争とハンセン病
ベ平連に対する違和感
第二章 大東亜共栄圏とハンセン病
1 鶴見俊輔とハンセン病
書かれざるハンセン病
大江満雄とハンセン病
ハンセン病問題の核心
ハンセン病の哲学
2 ライはアジアを結ぶ
アジアとハンセン病
戦中期の大江満雄──『辻詩集』
『大東亜』からアジアへ
大江満雄の戦後
鶴見と大東亜共栄圏
3 竹内好とアジア
一二月八日の感泣
アジア主義の戦後
竹内好と大東亜共栄圏
4 「交流の家」再考
戦後の「大東亜共栄圏」構想
癩者から来者へ
第三章 反戦と好戦のあいだ
1 開高健とベトナム人民
ベトナム人民とは誰か
民族自決主義のジレンマ
ベトナム戦争とは何だったのか
ベ平連解散の謎
2 戦争という愉楽
ページェントとしての戦争
開高健への共感
古山高麗雄の「反戦屋」批判
崇高にしておぞましき戦争
反戦の根拠
3 従軍慰安婦のアポリア
娼婦と慰安婦
アジア女性基金
選言命題と老年
無能力としての能力
おわりに
II 新しい知を求めて
第四章 民族主義のパラドックス
1 葦津珍彦と「非国家神道」
葦津珍彦との出会い
葦津珍彦への評価
日本的思想と日常的思想
国家神道と非国家神道
2 『夢野久作』と天皇のイメージ
一木一草の天皇制
天皇と銭湯
ドグラ・マグラの世界
ドグラ・マグラとベ平連
夢野久作と杉山泰道
3 天皇とアナキズム
ラディカル・デモクラシーとアナキズム
外典としての夢野久作
葦津珍彦のアナキズム
石川三四郎と天皇
第五章 戦後民主主義のルーツ
1 『アメノウズメ伝』への視座
石川三四郎の『古事記』研究
アメノウズメと一条さゆり
犯される側の論理
『アメノウズメ伝』と明石順三
科学と神話
2 漫才とディスコミュニケーション
『太夫才蔵伝』と大衆芸術
外来思想と伝統思想
半身性の文化
デューイ批判とディスコミュニケーション
ディスコミュニケーションとしての民主主義
3 「準国家」と戦後民主主義
デューイと民主主義
共同体への関心
「準国家」からの展望
コミュニティとアソシエーションのあいだ
第六章 ローカルな普遍性
1 『思想の科学』を越えるもの
「うち」と「おたく」
サークル文化としての『思想の科学』
『思想の科学』の原点
『思想の科学』へのアンチテーゼ
反国家、反アカデミズムの志
2 プラグマティズムの「学びほぐし」
出発点としての『アメリカ哲学』
『アメリカの革命』から『北米体験再考』へ
プラグマティズムの源流
インディアンとアルバニー連合計画
黒人解放運動とプラグマティズム
良行の失望感
3 アカデミズムと民間学
一九六九年ふたたび
大学闘争と学問の危機
「日本発」という理念
『民間学事典』のジレンマ
「女、子ども」とは誰か
「ぬるい感じ」と高き志
むすびに代えて
資料 鶴見俊輔の石川三四郎宛書簡三通
参考文献
あとがき
人名索引
序章 正義と狂気のあいだ
思想家と二つの顔
「春子」と「退行計画」
政治と文学
ハウスキーパーと日本共産党
「反・反共」と「反共」と
本書の主題
I 反戦の思想と行動
第一章 一九六九年八月・大阪城公園
1 「反博」とベ平連の危機
ベ平連の二重構造と「反博」
声なき声の会とベ平連
2 市民と土民のあいだ
「土民」対「市民」
石川三四郎の「土民生活」とデモクラシー
「市民」という幻想
3 市民運動家としての資質
鶴見と小田との不和
悪人と善人と
I am wrong
方法としてのアンビヴァレンス
4 徳永進と「らいの家」
「反博」のなかの「らいの家」
戦争が〈らい〉を解放する
戦争とハンセン病
ベ平連に対する違和感
第二章 大東亜共栄圏とハンセン病
1 鶴見俊輔とハンセン病
書かれざるハンセン病
大江満雄とハンセン病
ハンセン病問題の核心
ハンセン病の哲学
2 ライはアジアを結ぶ
アジアとハンセン病
戦中期の大江満雄──『辻詩集』
『大東亜』からアジアへ
大江満雄の戦後
鶴見と大東亜共栄圏
3 竹内好とアジア
一二月八日の感泣
アジア主義の戦後
竹内好と大東亜共栄圏
4 「交流の家」再考
戦後の「大東亜共栄圏」構想
癩者から来者へ
第三章 反戦と好戦のあいだ
1 開高健とベトナム人民
ベトナム人民とは誰か
民族自決主義のジレンマ
ベトナム戦争とは何だったのか
ベ平連解散の謎
2 戦争という愉楽
ページェントとしての戦争
開高健への共感
古山高麗雄の「反戦屋」批判
崇高にしておぞましき戦争
反戦の根拠
3 従軍慰安婦のアポリア
娼婦と慰安婦
アジア女性基金
選言命題と老年
無能力としての能力
おわりに
II 新しい知を求めて
第四章 民族主義のパラドックス
1 葦津珍彦と「非国家神道」
葦津珍彦との出会い
葦津珍彦への評価
日本的思想と日常的思想
国家神道と非国家神道
2 『夢野久作』と天皇のイメージ
一木一草の天皇制
天皇と銭湯
ドグラ・マグラの世界
ドグラ・マグラとベ平連
夢野久作と杉山泰道
3 天皇とアナキズム
ラディカル・デモクラシーとアナキズム
外典としての夢野久作
葦津珍彦のアナキズム
石川三四郎と天皇
第五章 戦後民主主義のルーツ
1 『アメノウズメ伝』への視座
石川三四郎の『古事記』研究
アメノウズメと一条さゆり
犯される側の論理
『アメノウズメ伝』と明石順三
科学と神話
2 漫才とディスコミュニケーション
『太夫才蔵伝』と大衆芸術
外来思想と伝統思想
半身性の文化
デューイ批判とディスコミュニケーション
ディスコミュニケーションとしての民主主義
3 「準国家」と戦後民主主義
デューイと民主主義
共同体への関心
「準国家」からの展望
コミュニティとアソシエーションのあいだ
第六章 ローカルな普遍性
1 『思想の科学』を越えるもの
「うち」と「おたく」
サークル文化としての『思想の科学』
『思想の科学』の原点
『思想の科学』へのアンチテーゼ
反国家、反アカデミズムの志
2 プラグマティズムの「学びほぐし」
出発点としての『アメリカ哲学』
『アメリカの革命』から『北米体験再考』へ
プラグマティズムの源流
インディアンとアルバニー連合計画
黒人解放運動とプラグマティズム
良行の失望感
3 アカデミズムと民間学
一九六九年ふたたび
大学闘争と学問の危機
「日本発」という理念
『民間学事典』のジレンマ
「女、子ども」とは誰か
「ぬるい感じ」と高き志
むすびに代えて
資料 鶴見俊輔の石川三四郎宛書簡三通
参考文献
あとがき
人名索引
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