現在に至るまでノルウェージャズ・シーンの最前線を走り続けるギタリスト、Jon Eberson(g)を中心として'73年結成、スタジオ・アルバム2作品が'21年に初めてCD化された際、そのクオリティーの高さからプログレ/ジャズ/レアグルーヴなど各方面で再評価される事となったノルウェー産ジャズ・ロック/クロスオーバーバンドのMOOSE LOOSE、ファースト・アルバム発表前の'73年6月30日に、ノルウェーの伝統的なジャズ・フェスティバル:Kongsberg Jazz Festivalに出演した際のライブ音源を収録した発掘ライブ盤が、ノルウェーの再発レーベルNorske Albumklassikereの発掘音源専門サブレーベルとして新たに設立されたNorskeArkivklassikereの第一弾のタイトルとして'23年リリース!
こちらは2枚組の限定アナログ盤。本公演では前述したJon Eberson(g)の他には1stアルバムにも参加した Brynjulf Blix(org/key)、そして意外にもバンドの最終作となった'76年作『TRANSITION』録音時のメンバー、Pal Thorstensen(b)とEspen Rud(drs)が加わったカルテット編成による演奏となっております。驚くべきことにこの公演がMOOSE LOOSEにとって初めてのライブであったとの事ですが、演奏はそんな事を微塵も感じさせない堂々たるもの。ただし、テクニカルな演奏の応酬が痛快なファースト・アルバム程の完成度/こなれはまだ無く、互いの反応を伺うかの様に少しばかりジャム・セッション的に弛緩するパートも随所で聞かれます。またセットリスト自体も大変レアなものであり、1stアルバムにも収録された'O-kjod''Ebers Funk'の他は公式未発表のオリジナル楽曲'Moose Loose''Ebers Space''Ebers Heavy''Easy to Forget'、WEATHER REPORTのメンバーとして知られるMiroslav Vitousの'70年ソロ作『PURPLE』より表題曲のカバー、そしてラストにはヨーロッパを代表するノルウェー出身のサックスの名手Jan GarbarekによるMiles Davisの楽曲のテーマ部の変奏をベースとした'Boston Miles'を披露。スタジオ作の硬派なジャズ・ロックサウンドというよりもエレクトリック・マイルスやブリティッシュ・ジャズ・ロックとも近似するジャズ・ファンク~サイケデリックの要素が強めに出ており、意外性も十分といえる大変貴重な発掘音源となっております!
発売・販売元 提供資料(2023/07/28)