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聴かずぎらいのための吹奏楽入門 <いりぐちアルテス> 011

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フォーマット 書籍
発売日 2023年06月26日
国内/輸入 国内
出版社アルテスパブリッシング
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784865592795
ページ数 320
判型 四六

構成数 : 1枚

INTRODUCTION 吹奏楽という島国からの脱出

第1部 プリクエル(前日譚)としての軍楽隊
1|お雇い外国人とジャパナイズ(日本化)
2|軍楽隊の戦前・戦中・戦後
3|バンド・ディレクターとアメリカナイズ

第2部 輸入曲のコンクール演奏史
1|50年代:演奏を楽しむ音楽への変化
──軍楽隊からアマチュアバンドへ
2|60年代:吹奏楽はクラシックなのか?
──クラシックと吹奏楽の作曲家の違い
3|70年代:低いものはより低く、高いものはより高く
──吹奏楽の「グレード」とは?
4|80年代:激化するコンクールで勝つために
──競技としての吹奏楽に求められた音楽
5|90年代:吹奏楽に標題音楽が多い理由
──拡張されるサウンドと世界観
6|2000年代:可能性をどこまで追求できるか?
──自給率アップ後に輸入される音楽

第3部 日本の作曲家たちの作編曲史
1|「民族派」の系譜と吹奏楽へのつながり
2|藝大アカデミズムと鬼才編曲家
3|管楽器奏者から作編曲家への転身
4|アマチュア作曲家ならではの意義と功罪
5|なぜ、コンクールの花形が日本人作曲家になったのか?
6|現場目線で裾野を広げる作曲家たち
7|「吹奏楽ポップス」が開く新しい風景

[CDガイド]
(1)戦前から戦中の吹奏楽(第1部)
(2)戦後の吹奏楽 外国人作曲家編(第2部)
(3)戦後の吹奏楽 日本人作曲家編(第3部)

[コラム]
1|世界の軍楽隊の現在
2|「芸術」とは? 「クラシック音楽」とは?──あらためて定義する
3|コンクールでなかなか取り上げられない名曲たち
4|吹奏楽になりそうな吹奏楽以外の作品たち

人名・団体名索引
曲名索引

  1. 1.[書籍]

聴いて楽しむ名曲の宝庫へようこそ!
そのルーツ、輸入史、日本の作編曲家たち──
吹奏楽の魅力を語り尽くす画期的なガイド誕生!

楽器を演らない音楽好きにもアピールする吹奏楽の魅力を全力で語り尽くします!

全国で演奏され親しまれてきた50曲を厳選し、輸入(海外)編と国産(日本)編に分けて紹介。
ホルスト、リード、兼田敏などの定番曲から、ティケリ、ジョン・マッキー、挾間美帆の最新作まで、作曲家の特徴やプロフィール、曲の聴きどころ/吹きどころ、コンクールでの位置づけなどを徹底的に掘り下げます。

軍楽隊として日本に入ってきた吹奏楽が部活動として定着するまでの歴史もたどり、CDガイドとコラム、索引、さらにプレイリストも充実。

吹奏楽を心から愛してやまない漆畑奈月とジャンルをまたいで活躍する音楽ライター小室敬幸が、熱く、濃く、深く語り下ろす、画期的な吹奏楽ガイドの登場です!

◎本書で取り上げている主な曲目
【欧米から輸入された名曲たち】
行進曲《エル・キャピタン》ジョン・フィリップ・スーザ
序曲《イシターの凱旋》ジョゼフ・オリヴァドーティ
軍楽隊のための《第1組曲》グスターヴ・ホルスト
《交響的断章》ヴァーツラフ・ネリベル
《アルメニアン・ダンス パート1》アルフレッド・リード
序曲《インヴィクタ》ジェイムズ・スウェアリンジェン
《プラハのための音楽1968》カレル・フサ
《ダフニスとクロエ》第2組曲 モーリス・ラヴェル
《ドラゴンの年》フィリップ・スパーク
《プスタ》ヤン・ヴァン・デル・ロースト
交響曲第1番《指輪物語》ヨハン・デ・メイ
《海の男たちの歌》ロバート・W・スミス
《ブルー・シェイズ》フランク・ティケリ
交響曲《ワイン・ダーク・シー》ジョン・マッキー

【日本の作編曲家による名曲たち】
吹奏楽のための《木挽歌》小山清茂
《吹奏楽のための神話~天の岩屋戸の物語による》大栗裕
シンフォニックバンドのための《パッサカリア》兼田敏
《深層の祭》三善晃
交響詩《ぐるりよざ》伊藤康英
《四季連禱》長生淳
吹奏楽のための《天使ミカエルの嘆き》藤田玄播
《ラッキードラゴン ~第5福竜丸の記憶~》福島弘和
《たなばた》酒井格
ウインドオーケストラのための《マインドスケープ》高昌帥
吹奏楽のための祝典序曲《科戸の鵲巣》中橋愛生
《マードックからの最後の手紙》樽屋雅徳
吹奏楽のための音詩《輝きの海へ》八木澤教司
ウインドオーケストラのための《ソングズ》後藤洋
《波の見える風景》真島俊夫
《The Tigress》挾間美帆

作品の情報

メイン

商品の紹介

こんなに急速に発展した音楽ジャンルがあったのか! 吹奏楽はクラシック音楽を救う? これが本書を読んだ驚きであり発見である。ここでは19世紀半ばに始まる日本の吹奏楽の歴史を丁寧に追い、とくにコンクールでの楽曲演奏史に焦点を当て、折々に流行した作曲家とその代表作品について独自の視点で体系化しつつ判りやすく解説している。戦後の日本の吹奏楽人口の増加、演奏技術の向上は著しく、作品も驚くほど多様化。21世紀に入り、親しみやすい標題音楽から尖鋭な現代音楽まで、日本人作曲家により名曲が次々に生まれる百花繚乱を知りワクワク! 紹介された作品が聴きたくて仕方が無くなってくる楽しい一冊。
intoxicate (C)板倉重雄
タワーレコード(vol.165(2023年8月20日発行号)掲載)

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