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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2023年06月01日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | ミネルヴァ書房 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784623095117 |
| ページ数 | 240 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
シリーズ出版『渋沢栄一と「フィランソロピー」』(全八巻)刊行にあたって
はしがき
凡 例
序 章 日本の近代化の要諦としての地域振興(松本和明)
一 本書の視点
二 先行研究のレビュー
三 本書の構成
第I部 直接的に指導・支援した地域と企業家の諸活動
第一章 渋沢栄一と新潟県長岡地域の発展(松本和明)
一 二人のキーパーソン・岸宇吉と福島甲子三
二 岸宇吉による第六十九国立銀行設立と石油・鉄道業への関与
三 福島甲子三による宝田石油の経営再建と地域・社会貢献活動への尽力
四 「フィランソロピー」が支えた長岡地域の近代化
第二章 渋沢栄一の道徳観と埼玉における人格教育活動――埼玉学友会・埼玉学生誘掖会・埼玉県人会の検討を中心に(恩田 睦)
一 埼玉と渋沢のかかわり
二 埼玉学友会と滝沢吉三郎
三 埼玉学生誘掖会の設立
四 渋沢の道徳観と啓蒙
五 埼玉県人会の設立と埼玉学友会の役割の変容
六 埼玉県人会を中心とした育英活動
七 渋沢の道徳観の継承
第三章 中京財界と渋沢栄一(杉山里枝)
一 渋沢と中京圏とのかかわり
二 中京圏の近代企業を牽引した企業家――奥田正香と伊藤伝七
三 中京圏における産業発展に渋沢が果たした役割
四 地域における教育事業への渋沢の貢献
五 地域振興に重要な役割を果たした渋沢
コラム1 北海道の近代化に向けた渋沢栄一の思い(松本和明)
第II部 間接的に関与した地域と企業家の諸活動
第四章 第五十九国立銀行の創業指導と三本木渋沢農場の直轄経営(四宮俊之)
一 一九一七年の東北視察
二 第五十九国立銀行の創業指導と疎遠化
三 三本木渋沢農場での自作直轄経営の挫折
四 「東北の地域振興」への考え
第五章 静岡県と山梨県における金融・鉄道事業と地域振興――地域利害の相克と調整(三科仁伸)
一 渋沢と地域の産業化をみる視点
二 第十国立銀行――栗原信近の金融構想
三 掛川鉄道――遠参鉄道との競合
四 駿甲鉄道および富士身延鉄道――地域利害の調整者としての渋沢
五 静岡県および山梨県にみられる渋沢の役割
第六章 明治期の九州企業に対する「東京相談役」渋沢栄一の貢献――筑豊興業鉄道会社と若松築港会社を中心に( 小野 浩)
一 「東の渋沢」と九州企業
二 渋沢関係企業の地域分布とその特徴
三 相談役としての関与――筑豊興業鉄道会社と若松築港会社
コラム2 地域振興に寄与するはずだった試み――蚕と藍と渋沢栄一(若狭正俊)
第III部 地域発展に寄与したインフラストラクチャーの整備
第七章 「流通の枢軸、富殖の根底」としての地方銀行(松本和明)
一 渋沢と地方銀行との広域性に富むかかわり
二 直接的な経営指導と人材派遣――第七十七国立銀行
三 人材派遣と継続的な経営支援
四 人的ネットワークの利活用および構築・深化
五 各行の自主性を重んじた渋沢の姿勢
第八章 汽車製造会社と渋沢栄一(老川慶喜)
一 大阪での企業活動
二 汽車製造会社の設立
三 汽車製造会社の経営
四 渋沢と大阪の経済界
第九章 日本における技術移転の新たなパラダイムと地域振興(デイビッド・G・ウィットナー[David G. Wittner][翻訳:松本和明])
一 技術移転の背景
二 製糸業から始まる技術移転と富岡・水沼地域
三 綿糸紡績業の勃興と技術移転
四 製紙業の勃興と技術移転
五 ノウハウを持つ人材の確保――大阪紡績の創設と山辺丈夫
六 大阪紡績・三重紡績の規模の拡大と大阪・四日市地域
七 技術移転の枠組みづくり
人名・事項索引

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