名古屋"amanojac"の第2章を告げる1stミニアルバム今作は前任のドラマーが活動休止、脱退を経て制作された1枚。決して順風満帆なバンド活動を送っていない彼らだからこそあなたに寄り添えて放てた言葉と音楽が詰まった作品となった。この作品を聞いた時にきっとあなたは人生のあの場面、あの瞬間を思い返す。そしてもう戻ることができないことも理解してしまう。だからこそ何もないこんな日々が愛おしくて仕方ないなんて思えたらいい。 (C)RS
JMD(2023/06/27)
名古屋「amanojac」の第2章を告げる1stミニアルバム
今作は前任のドラマーが活動休止、脱退を経て制作された1枚。
決して順風満帆なバンド活動を送っていない彼らだからこそあなたに寄り添えて放てた言葉と音楽が詰まった作品となった。
この作品を聞いた時にきっとあなたは人生のあの場面、あの瞬間を思い返す。
そしてもう戻ることができないことも理解してしまう。
だからこそ何もないこんな日々が愛おしくて仕方ないなんて思えたらいい。
本作の序章ともなるリード曲M1.「カゲロウ」は疾走感のあるイントロからスタート、ツインボーカルの心地のいいバースからすぐにコーラスまで駆け上がると過ぎ去ったあの子といたプールサイドの情景が思い浮かぶ。"世界は君に恋をしてた" "何もない日々が愛おしくて仕方ない"そんなどこか達観した言葉が何故だかすごく突き刺さってしまう、もう一つのリード曲M2.「Orange Blue」消してしまいたい夜や、曲がった過去も愛してもいい、きっと自分のことが大嫌いだったから肯定したいと思えた言葉なんだろう。20代前半の誰もが考えていることを如実に反映したM3.「晩酌」理由なんてないのに涙が出てしまう、誰かと繋がっていたい、こんな経験をしたことはあるだろうか、高校を卒業して、大学を卒業してなかなか会うことができなくなった友人、恋人、あの頃を思い出しては夜は更けていくM4.「youth」先行配信シングルの形となったM5.「春へ」M6.「皐月」はもう戻ることがないあの頃とあの頃から進んでいく葛藤が描かれた疾走感のある楽曲。M7.「stand by me.」は一人の人間の生活、夢、憧れ、失敗、挫折、恋、あらゆる人生感をバンドワゴンに詰め込んで旅をする、「Orange Blue」という作品がamanojacであるのだろう、本作を締めくくる楽曲となった。
発売・販売元 提供資料(2023/06/25)