エレクトロニック・ポップ・ミュージックの新たな地平を開く、最高傑作が誕生!
現行エレクトロ・ミュージック・シーンにおける最注目株、ロレイン・ジェイムスが最新アルバムをリリース!
ジャズ、エレクトロニカ、UKベース・ミュージック、アンビエントなど、様々な音楽性を内包したクロス・オーバーな作風で人気を博す北ロンドンの異能、ロレイン・ジェイムス。昨年行われた初の来日ツアーが完売となり、ここ日本でも大きな注目を集める彼女がコード9率いるUK名門〈Hyperdub〉から3枚目となる最新アルバム『Gentle Confrontation』をリリース!
本作は、彼女の過去と現在をつなぎ、彼女自身にとっての新しい章を開く作品だ。この作品は彼女が10代の頃に好きだったドゥンテル(DNTEL)、ルジン(Lusine)、テレフォン・テル・アヴィヴ(Telefon Tel Aviv)のようなマス・ロックやエモーショナルなエレクトロニック・ミュージックを聴きながら制作が行われ、気だるさや楽しさ、様々なフィーリングを感じさせる仕上がりとなっている。シカゴ出身の新鋭シンガーKeiyaA、ニュージャージーのバンドVasudevaでギタリストとして活躍するCorey Mastrangelo、名門〈PAN〉からのリリースで注目を集めたピアニスト/SSWのMarina Herlop、ヴィーガン率いる〈Plz Make It Ruins〉から昨年リリースした作品が注目を集めたロンドンのGeorge Riley他、これまで以上に多くのゲストを起用している。『Gentle Confrontation』は、人間関係(特に家族関係)、理解、そして少しの優しさと気遣いをテーマにしており、水のような柔らかい質感のアンビエンスが漂う中で、ポリリズムやASMRなビートが広げられたエレクトロニック・ポップ・ミュージックの新たな地平を開く、彼女にとっての最高傑作が完成している。
マスタリングはテレフォン・テル・アビブのメンバー、ジョシュア・ユースティス(Joshua Eustis)が手がけ、シャバカやキング・クルールを手がけるディリップ・ハリス(Dilip Harris)がミックスを担当した。
また本作のCDには、LPに収録されないボーナス・トラック「Scepticism with Joy ft. Mouse on the Keys」が収録され、国内流通仕様盤CDには解説が封入される。
発売・販売元 提供資料(2023/05/24)
別名義でのアンビエント作品も素晴らしかったハイパーダブの才人による2年ぶり3作目。柔らかい質感のアンビエンスが漂うなか、ジャズ~エレクトロニカ~UKベースのエッセンスを散りばめながら展開し、エレクトロニック・ポップ・ミュージックの新たな地平を切り開いている。その真価はヴォーカリストを招いて裏方に徹した"Deja Vu"などで特に顕著だ。
bounce (C)野村有正
タワーレコード(vol.478(2023年9月25日発行号)掲載)