仏の大御所ルイ・スクラヴィス、セオ・ブレックマンが参加!
ECMからもデュオ作をリリースするピアニスト、ルシアン・バンとヴィオラ奏者、マット・マネリ
オペラ『オイディプス王』をアンサンブルジャズとして再構築
トランシルヴァニア出身のピアニスト、ルシアン・バンとアメリカのヴィオラ奏者、マット・マネリが、ジョルジェ・エネスクによるオペラ『オイディプス王』をアンサンブルジャズとして再構築。
ルシアン・バンとマット・マネリは、トランシルヴァニア民謡と即興の融合、20世紀ヨーロッパのクラシック音楽とジャズの発掘、現代チェンバー・ジャズの理想の追求で知られる。室内ジャズ・アンサンブルのために作曲家の器楽曲を再解釈した『エネスコ・リ・イマジンド』(Sunnyside、2010)で初めて共演すると、2013年ECMよりデュオ・アルバム『トランシルヴァニア・コンサート』は、その独創的且つ異端的な美しさで賞賛。2020年、イギリスのリード・マスター、ジョン・サーマンを迎え、ベラ・バルトーク・フィールド・レコーディングからトランシルヴァニア民謡を再演しJazzTimes誌で「オマージュであると同時に変革」と絶賛を浴びた。
本作では、パブロ・カザルスが「モーツァルト以降の最も偉大で非凡なる音楽の才能」と激賞したエネスクの代表作『オイディプス王』を俎上に載せた。最も偉大な作品の一つであり、演奏が難しいことでも知られている。
2人はこれを、小規模なジャズ・アンサンブル用に調理し、トランペッターのラルフ・アレッシ、ベーシストのジョン・エイバート、ドラマーのトム・レイニー、フランスの大御所クラリネット奏者ルイ・スクラヴィス、現代声楽家ジェン・シューとセオ・ブレックマンを招いた。
マネリとバンは、エネスコのスコアを根本的に書き直し、彼らの信条である即興性を強調。作品を結びつける間奏曲を作曲し、さまざまな編成の楽器奏者の激しいソロで魅せ、原曲のモチーフ、テーマ、メロディーはそのままに、エネスコの音楽とニューヨークのダウンタウンの自由なエスプリを融合させた。
発売・販売元 提供資料(2023/07/21)