ドノヴァンのレアなライヴ音源を発掘。ドノヴァンといえば、近年ではビートルズとの交流やジョン・レノンにギターを教えた人物として語られることが多いが、元々は60年代後半に多くのヒット曲を持つシンガー・ソングライター。日本でも加藤和彦の愛称がトノヴァンだったり、仲井戸麗市の名前がドノヴァンの本名のドノヴァン・レイッチからとったものだったりと、大きな影響を与えた人物であったことが知られている。それもあってか、欧米では70年代以降はチャートからは遠ざかるも、日本では来日公演のライヴ盤がリリースされるなど、一定の人気を保ってきた。しかし、80年代の半ばになると、ほぼ活動の情報が途絶えてしまうのだった。そして、90年代半ば頃から徐々に活動を再開し、70代後半に差し掛かった現在も活動中だ。この2枚組は元々は80年代半ばのライヴ録音といわれていたが、どうやら70年代のアメリカ・ツアーと81年にケンブリッヂ・フォーク・フェスティヴァルでの録音を混ぜたもののようだ。なかなか出元がはっきりしない音源ではあるものの、その内容の素晴らしさは折り紙付き。 (C)RS
JMD(2023/05/25)
70年代のアメリカ・ツアーと81年のケンブリッヂ・フォーク・フェスティヴァルでの演奏をまとめた、あまりにも圧倒的なドノヴァンの弾き語りライヴ!
ドノヴァンのレアなライヴ音源を発掘。ドノヴァンといえば、近年ではビートルズとの交流やジョン・レノンにギターを教えた人物として語られることが多いが、元々は60年代後半に多くのヒット曲を持つシンガー・ソングライター。日本でも加藤和彦の愛称がトノヴァンだったり、仲井戸麗市の名前がドノヴァンの本名のドノヴァン・レイッチからとったものだったりと、大きな影響を与えた人物であったことが知られている。それもあってか、欧米では70年代以降はチャートからは遠ざかるも、日本では来日公演のライヴ盤がリリースされるなど、一定の人気を保ってきた。しかし、80年代の半ばになると、ほぼ活動の情報が途絶えてしまうのだった。そして、90年代半ば頃から徐々に活動を再開し、70代後半に差し掛かった現在も活動中だ。この2枚組は元々は80年代半ばのライヴ録音といわれていたが、どうやら70年代のアメリカ・ツアーと81年にケンブリッヂ・フォーク・フェスティヴァルでの録音を混ぜたもののようだ。なかなか出元がはっきりしない音源ではあるものの、その内容の素晴らしさは折り紙付き。アコースティック・ギターでの弾き語りは、そのタッチの美しさ、的確なピッチのヴォーカルなどパフォーマンスは一級品で、そのスコットランド出身ならではの英国ファンタジーの匂いが濃厚に感じられる。一部の曲では、サポート・ミュージシャンにフルート、ヴィオラ、ダブルベース(ダニー・トンプソン!)が加わり、ドノヴァンの美しい音世界をより豊かに広げていく。ドノヴァンといえばどうしても60年代の作品に偏りがちだが、この圧倒的な演奏力と世界観はぜひ一度聴いていただきたい見事なものだ。
発売・販売元 提供資料(2023/05/24)