ビリー・アイリッシュやBTSも賛辞送るアーティスト...
ソウルフルでロマンチックなポップサウンドで人気を博すシンガーソングライター、ブルーノ・メジャーが最新アルバム『COLUMBO』をリリース!!
ビリー・アイリッシュやBTSも賛辞を送る人気シンガー・ソングライター、ブルーノ・メジャーが前作『To Let A Good Thing Die』以来、実に3年振りとなる最新アルバム『Columbo』をリリース!!
12曲からなる本アルバム(国内盤CDにはボーナストラック2曲を追加収録)は、主観的な視点から書かれた自伝的な楽曲と、客観的な視点から書かれた楽曲を織り交ぜ、ブルーノの持つ表現の引き出しをさらに拡張し、これまでで最も完成度が高く「正直」な作品となっている。前作のソウルフルでロマンチックなポップサウンドには更なる輝きが生まれ、先行シングルでもありアルバムタイトル曲「Columbo」では切なくもメランコリックなメロディに、ブルーノの優美な歌声とシンプルなギターの旋律が相まって、アメリカン・ソングブックの雰囲気を醸し出している。ポール・サイモンの影響が感じられるこの曲は、複雑なギターのフレーズと切ない歌声が特徴的で、そこにハーモニーが幾重にも重ねられ、クライマックスを迎える。春の季節を感じさせるサウンドとは裏腹に、その歌詞は愛、喪失、自由について表現している。その他にも、華やかなピアノのイントロと、スネアのないクリーンなドラムパターンとギターの透き通った音色が、ニール・ヤングの「Out on the Weekend」を連想させる「The Show Must Go On」。とろけるようなR&Bを聴かせる「Tell Her」や、アルバム後半の「Tears in Rain」は亡き祖母に捧げられている。アルバムを締めくくる「The End」は、敬愛するクイーンからの影響を感じさせ、何よりブライアン・メイを思い起こさせる、ギター・ソロが素晴らしい。アルバム『Columbo』は、ブルーノ・メジャーにとって、これまでで最も完璧に自身のアーティスト性を表現することのできた作品だ。
国内盤CDには歌詞対訳・解説書が封入され、ボーナス・トラックが追加収録され先行でリリースされる。
発売・販売元 提供資料(2023/05/24)
前から良品を残していた人だが、これは最高傑作と呼んでも差し支えないだろう。ピアノの優美な"The Show Must Go On"で幕を開ける3年ぶりのサード・アルバム。どこを切っても品のいいアレンジと素朴な歌唱、そこに絡みつく感傷、爽やかなメロディーの美しさが心に残る。どれだけ聴いてもメランコリックな"We Were Never Really Friends"の素晴らしさといったら!
bounce (C)大原かおり
タワーレコード(vol.476(2023年7月25日発行号)掲載)