オペラ歌手 秋本悠希(Sop)の初CD!
秋本悠希は、東京藝術大学音楽学部から同大学院博士課を経てロンドンに渡り、英国王立音楽院オペラ・ディプロマ日本人初の卒業生となります。2020年英国デビュー後、東京・春・音楽祭などで「ラインの黄金」「ワルキューレ」「神々の黄昏」や「ルサルカ」「こうもり」「フィガロの結婚」などのオペラや「メサイア」「第九」などにも活躍の場を広げており、ソプラノからアルトまで音域は広く、将来を嘱望される期待の新星です。
オペラを中心に研鑽を積んできた秋本悠希ですが、「日本人にとって身近な唱歌や日本歌曲は、香りや味覚のように、人々の思い出や郷愁と結びついており、これから先の未来も皆で歌い継いで行くことのできる日本の曲のCDをつくりたい」という大きな目標に目覚め、初CDとなる「ことのは ゆかし~日本のうた」はクラウドファンディングにより制作されました。
そしてこのアルバムに重要な役割を果たしているのが共演の山中惇史です。山中は東京藝術大学音楽学部作曲科・大学院修士課程専攻修了後に、同大学ピアノ科も卒業した逸材で、ピアニストとして、また作曲家として既存のクラシック音楽の枠にとらわれない柔軟な創造力を発揮しています。本CDでも一曲目の「うたをうたうとき」は自らの作品であり、「朧月夜」「翼をください」「うたうだけ」など7曲で編曲も担当しており、アルバムに新風を吹き込んで、その価値を大いに高めています。
ライナーノーツ:ゆかしきは言葉、愛おしきはうた
― 秋本悠希の歌う、日本のうたについて 矢澤孝樹(音楽評論)
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ユニバーサル・ミュージック/IMS
発売・販売元 提供資料(2023/05/18)
<秋本 悠希>
尾道市出身。京都堀川音楽高等学校、東京藝術大学、同大学院修士課程を経て、同大学院後期博士課程修了。同大学より三菱地所賞、アカンサス賞等多数受賞。文化庁新進芸術家在外研修員としてロンドンの英国王立音楽院オペラ・ディプロマに入学、日本人初の卒業生となる。2020年世界屈指の音楽の殿堂であるウィグモアホールのリサイタルに出演し、英国デビュー。第17回コンセール・マロニエ21、リチャード・ルイス・アワード、英国音楽コンクールの全てで優勝。ワーグナーソサエティー国際コンクールファイナリスト。リーズ国際歌曲祭、NHK-FMリサイタル・ノヴァ、藝大メサイア、東急ジルベスターコンサート、オーケストラ・アンサンブル・金沢カウントダウンコンサート、東京交響楽団「第九」等に出演。オペラでは東京・春・音楽祭ワーグナーシリーズ「ラインの黄金」「ワルキューレ」「神々の黄昏」、NISSAY OPERA「ルサルカ」、小澤征爾音楽塾子どものためのオペラ「こうもり」、セイジ・オザワ松本フェスティバル子どものためのオペラ「フィガロの結婚」、金沢オペラ「滝の白糸」等に出演し、NHK交響楽団、読売交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル・金沢をはじめとする多くのオーケストラや指揮者と共演。歌唱・演技共に高く評価される、現在最も注目される歌手の一人。
<山中 惇史>
東京藝術大学音楽学部作曲科を経て同大学音楽研究科修士課程作曲専攻修了。後に同大学器楽専攻ピアノ科卒業。第26回奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門第1位受賞。器楽、室内楽、合唱など多数がヤマハミュージックメディア、カワイ出版などから出版されている。またピアニストとしては2018年にリサイタル・デビュー。共演者としても絶大なる信頼を置かれ、国内外の著名なアーティストと共演を重ねる。ピアニスト、作曲家、アレンジャーとして参加した各CDはレコード芸術誌にて特選盤、準特選盤に選出されている。東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団など多数のオーケストラとの共演、作品が演奏されている。
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ユニバーサル・ミュージック/IMS
発売・販売元 提供資料(2023/05/18)