フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
デジパック |
発売日 |
2023年07月12日 |
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規格品番 |
HLRCD-027 |
レーベル |
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SKU |
4526180631712 |
GERONIMO、MIDDLE、レプティリアンズと、近年は様々な形態での創作とLIVEを続けている中で、制作されていたYAMAZIN名義としては久々となるラップアルバム「SENTIMENTALJUNKY」。
ここ十数年幾多の饗宴を重ね親交を深めてきた、西日本は岡山が誇るヒップホップ・レーベル:HIGH LIFE RECORDSからのリリースとなる本作。核となるサウンド・プロダクションを担うのは、岡山倉敷の街から胸刺すDRAMATICなDOPE BEATSを生み続け、VYNYL MURDERの異名を持つSCRATCHでHIGH LIFEの屋台骨を務めるDJ / PRODUCERのFLASHPISTON、そしてYAMAZIN自身が節の効いたBASSを弾き、近所に住むヒーリングハードコアリズムセクション兼安翔太と結成した小隊:PRETTY SQUADとミニマルな編成だ。FLASHPISTONがブッコ抜く極上のメロディーとFATなBEATS。そして、メインストリーム・ヒップホップへのアンチテーゼ的BASS×DRUM×SCRATCH×EFFECTが逆にFRESHな生演奏。大きく分けてこの2パターンで構成する全18の舞台。MIXはHIGH LIFE RECORDSの良き理解者であるProducer:VANDAが仕上げる。それは宇宙空間であったり、YAMAZINの精神世界であったり、ったりEtc...。イントロ、スキット、アウトロなど無しでYAMAZINは初っ端から鬼気迫る殺しのRHYMEをフルスロットルで乱射したかと思えば、汗と涙の飛沫が飛んでくるかのようなFUNKNESS感じるフロウをお見舞いしたり、穏やかな波のように愛の詩を唄ったりもする。。。即効きと後効き。思わず呆気に取られるような突飛なパンチラインが脳裏に残響し、リスナーの精神へと作用していく。
また、今作ではYAMAZINが兼ねてより「一緒に曲を作りたかった」と語る、各地の益荒男達を招いた。このアルバム誕生のキーマンでもある831CITY岡山HIGH LIFE RECORDSを主宰するHANABIS、藤沢MOSS VILLAGEより羽ばたく漆黒のRAP DUO BLAHRMYの片翼:MILES WORD、沖縄の独自の土地と文化が育んだ、唯一無二のウチナー・ヒップホップの体現者:RITTO from 赤土、YAMAZIN自身が最初で最後と宣言したMCバトルにて激しい唾競り合いを繰り広げたNEO TOKAIはJET CITY PEOPLEの猛者:BASE、BASEの盟友であり、名古屋ローカルより暗躍を続けるCROWN-D from DRAMASICK、飛ぶ鳥を落とす勢いの埼玉北部HOT TOWN熊谷、APHRODITE GANGからTIP。いずれもヒップホップが熱い街のシーンを牽引する豪華な顔触れが揃った。
ジャケットは美しく毒々しい混沌を緻密に描く大友昇平氏が描き下ろした。赤い瞳の奥へと旅してく私たち...YAMAZINが魅せる唯一無二の境地、とくとご堪能あれ!
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 01:02:21
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1.[CD]
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近年は別名義の活動が続いた山仁の、この名義では久方ぶりの新作。あまた広がる思考を巡らせっぱなしのラップはキレキレ。みずからベースを奏で、ドラマーやイフェクト類と共に、昨今のシーンとはまったく違うベクトルで異才ぶりを解放する。混沌がとぐろを巻く"白目のアロハ"は解き明かせぬ本作の白眉。彼なりの語るべき世界と言葉、鳴らすべき音を昇華した一作だ。
bounce (C)一ノ木裕之タワーレコード (vol.476(2023年7月25日発行号)掲載)
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