90年代オリジナル・シューゲイザーを代表するバンド、スロウダイヴ。前作『ピグマリオン』から実に22年振りにリリースされた4枚目のアルバム。 (C)RS
JMD(2023/05/19)
FUJI ROCK FESTIVAL'23(フジロックフェスティバル'23)出演決定!
スロウダイヴの最新アルバム『スロウダイヴ』が、カラー盤の国内流通仕様LPでリリース。
発売・販売元 提供資料(2023/05/15)
ジーザス・アンド・メリー・チェインやライドを筆頭に、〈いったいどうしちゃったんだよ!?〉ってくらいオリジナル・シューゲイザー世代の朗報が続いているなか、ここにまたひとつ。2014年にリユニオンし、実に22年ぶりのニュー・アルバムを発表した。オープニングから〈キター!〉と歓喜の声が漏れること必至のトロットロに耽美なギターをお見舞いし、立て続けに〈コレだよ!〉と唸らされる男女混声をブッ込んできて胸アツ。さらに、前作『Pygmalion』の試みを発展させるべく、より濃密に現代音楽の要素を採り入れるなど、決して過去を懐かしむだけには終始していない点が頼もしい。そうしたバンドの現役感を引き出すのに大きく貢献しているのが、ビーチ・ハウス仕事で名高いヘバ・カドリー&クリス・コーディのコンビによるミキシング。分厚い轟音だけでなく、適度に余白のあるパートも挿むことで、とてもモダンな聴き心地だ。
bounce (C)柴田和江
タワーレコード(vol.403(2017年5月25日発行号)掲載)