奇跡のカムバック・ステージ、待望のパッケージ化!
時代を超えて共感と尊敬を集める女性シンガー・ソングライターの最高峰、ジョニ・ミッチェル。
長きにわたり病床にあった孤高のシンガー・ソングライターが歓喜の復活を果たした2022年のニューポート・フォーク・フェスティヴァル出演時の模様を生々しく収録したライヴ・アルバムが堂々完成! ジョニ・ミッチェルを敬愛するグラミー賞受賞シンガー・ソングライター、ブランディ・カーライルが指揮するバック・アップ・グループ="ザ・ジョニ・ジャム"との素晴らしいコラボレーションが、全音楽ファンの心を揺さぶっていく…
「ニューポートの天使たち、一緒に歴史を作りましょう! 1969年以来初めてこのニューポートのステージに戻ってきたこの瞬間を共に全てを投げ捨てて歓迎しましょう、ジョニ・ミッチェル!」─ ブランディ・カーライル
時代や地域を超えて多くの音楽リスナー、ミュージシャンから変わらぬ共感と尊敬を集めるシンガー・ソングライターの最高峰、ジョニ・ミッチェル。現在、非常に貴重なレア音源ばかりをコンパイルした"ジョニ・ミッチェル・アーカイヴ・シリーズ"や、彼女がRepriseやAsylumといったレーベルで発表したスタジオ・アルバムに最新リマスターを施したボックス・シリーズといった、数多のソングライターが愛し、憧れたアーティストである彼女のキャリアを俯瞰する壮大なプロジェクトが進行しており、再び彼女の歌声やサウンドが世界中で再評価されている。
2015年に病気になって以来しばらく公の場には出てこなかった彼女だったが、2022年に開催されたグラミー賞受賞席に出席、大きな驚きと歓びを持って全世界から迎えられたことも記憶に新しいところだが、その後、さらに全世界を歓喜させた出来事が起きた。それが、2022年7月に開催されたニューポート・フォーク・フェスティバルのことだ。ブランディ・カーライル&フレンズ名義でのステージにジョニ・ミッチェルが登場、そこで13曲もの楽曲を披露したのだ。
その歓喜のライヴ・パフォーマンスの模様が、ここにパッケージ化されて登場することとなった。ブランディ・カーライルの興奮したMCに始まり、ジョニ・ミッチェルの自宅のリビング・ルームのようなステージ・セットの中で仲間と共にパフォーマンスを行うその模様は、まさに奇跡の瞬間だ。オーディエンスの前で歌声を披露したのは2000年以来初となるこの奇跡のパフォーマンスは、今後の音楽史の中においても必ず語り継がれるものとなることは間違いないだろう。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2023/05/12)
ジョニはニューポート・フォーク・フェスティヴァルに、9つのグラミー賞受賞歴を誇るシンガー、プロデューサーであるブランディ・カーライルが率いた錚々たる面子のバンドと共にステージに登場した。他に、ブランディのバンド・メンバーであるフィル&ティム・ハンセロート、ワイノナ・ジャッド、マーカス・マムフォード、セリース、ジェス・ウルフ、ルーシャス のホリー・レシグ、ドーズ のテイラー・ゴールドスミスなどがバンドのメンバーとして参加。ここでのジョニのパフォーマンスは、その場に集まったオーディエンスを歓喜させた。彼女の歌声とステージの他のシンガーとの歌声を調和させながら、「ビッグ・イエロー・タクシー」「ア・ケイス・オブ・ユー」「青春の光と影(原題: Both Sides Now)」などの名曲を披露したのだ。さらには、「この汽車のように(原題: Just Like This Train)」のインストゥルメンタル・ヴァージョンではギターを演奏し、その腕前が健在であることを軽く披露してくれている。
『JONI MITCHELL AT NEWPORT』には、キャメロン・クロウによるライナーノーツも掲載されている。ここでキャメロン・クロウは、ニューポートでの感動的な凱旋を導くこととなった、2015年の致命的な脳動脈瘤からの、ジョニの険しくも奇跡的な回復について、次のように記載している。
「ステージの袖から現れたジョニは、ベレー帽とサングラスをつけた上品な夏のスタイルで、ゆっくりとスムーズに登場した。すると、彼女の柔らかい雰囲気がすぐにその場の雰囲気を変えた。まるで、回復してからここ数年の間、ジョニが自分のリヴィング・ルームで開いているジョニ・ジャムそのままに、親しい友人たちが集まってパフォーマンスをするような雰囲気だ。大きな笑顔を見せて、突然現れたジョニは、ステージでブランディと並んで座った。すると間もなく、そのニュースが世界中にあっというまに広まった。優しくも情熱的な13曲の楽曲からなるセットリストは、喜びに満ちあふれたシンガロングを巻き起こした「サークル・ゲーム」で幕を閉じ、熱狂に包まれて、ジョニはステージを後にしたのだ」
2023年6月10日、ジョニは、ワシントン州のゴージ・アンフィシアターで開催される、一度限りの「ジョニ・ジャム」で、ブランディ・カーライルをスペシャル・ゲストに迎えてヘッドライナーを務める。これは実に20年ぶりのチケット販売による公演で、昨年秋に公演の情報が告知されるやいなや、コンサートは即ソールド・アウトとなった。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2023/05/12)
On July 24, 2022, songwriting legend Joni Mitchell returned to the stage for the first time since suffering a brain aneurysm in 2015. Mitchells surprise appearance at the 2022 Newport Folk Festival was not just her first show since recovering from her aneurysm but her first full-length concert since the early 2000s as well as her first time back to the festival since she played it in 1969. These circumstances alone set the night up for an emotional, triumphant tone, but a cast of high-profile musicians and vocalists like Brandi Carlile, Wynonna Judd, Shooter Jennings, Blake Mills, and many others assisting in the "Joni Jam" added a celebratory flair to the already joyous night. Live album Joni Mitchell at Newport captures the majority of that set (omitting a few cover tunes), charging out of the gates with an ecstatic version of "Big Yellow Taxi" and conveying tenderness, curiosity, and communion for 11 selections from across Mitchells vast discography. Full-ensemble numbers like "Carey" and a sing-along version of "The Circle Game" are balanced out by more subdued moments such as a shiveringly beautiful rendition of Hejira tune "Amelia" and Mitchell stepping out solo on guitar on the fully instrumental "Just Like This Train." The mood throughout is casual and conversational, with various guest singers taking the lead or swooping in to accompany Mitchell and their fellow Joni Jammers. With a catalog like the one Joni Mitchell has under her belt, every set list is bound to be full of hits or at least fan favorites, and the Newport concert was heavy on highlights from Blue to Court and Spark to 2007s Shine. Its a wonderful document of an unparalleled artist still radiating creativity, thoughtfulness, and power well into her late seventies. Like most everything else Mitchell has touched in her storied career, At Newport is inspiring, moving, and manages to also be a lot of fun. ~ Fred Thomas
Rovi
説明不要な孤高の存在にして最上級の敬意を集めるシンガー・ソングライターの最高峰、ジョニ・ミッチェル。長らく病床にあった彼女が歓喜の復活を果たした2022年の〈ニューポート・フォーク・フェスティヴァル〉出演時の模様を収めたライヴ・アルバムがリリースだ。ジョニの自宅リビングのようなステージセットが用意され、冒頭のMCも務めたブランディ・カーライルが指揮する〈ジョニ・ジャム〉の演奏をバックに従えたパフォーマンスは独特のリラックス感に溢れたもの。オーディエンスの前で彼女が歌うのは2000年以来(!)というありがたみもあるが、それ以上の何とも言い難い感動が込み上げてくる。
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.476(2023年7月25日発行号)掲載)