ゴリラズ/ブラーのデーモン・アルバーンが参加!
実力派エレクトロ・ポップ・バンド、リトル・ドラゴンの最新作は様々な音楽性をバンド独特のバランスで詰め込んだ最高傑作!
日系スウェーデン人のボーカリスト、ユキミ・ナガノに加え、キーボードのホーカン・ヴィレーンストランドとベースのフレドリック・ヴァリン、そしてドラムとパーカッションを担当するエリック・ボダンの4人から成るスウェーデンの実力派エレクトロ・ポップ・バンド、リトル・ドラゴン。フライング・ロータス、FKJ、ケイトラナダ他、様々なアーティストとのコラボレーションで知られ、グラミー賞ノミネート歴もある彼らが最新作『Slugs of Love』をリリース!
バンド自身が"最高傑作"と評するこのアルバムは、ソウルフルなポップ・ミュージック、エレクトロニック・ミュージック、R&Bなど様々な音楽性をバンド独特のバランスで詰め込んだ全11曲にわたる作品となっており、デーモン・アルバーン(ゴリラズ/ブラー)とJ・コールのレーベル〈Dreamville〉所属の気鋭のラッパー、JIDがゲスト参加している。作品はヨーテボリ・スタジオで録音され、一聴してそれとわかるユキミ・ナガノのボーカルに支えられたアルバムとなっている。
また、アルバムについてリトル・ドラゴンは「私たちはコラボレーションやコミュニケーションの方法を模索してきた。パターンを分解し、新しいものを作る。好奇心を持って鍵盤をひいたり、時には激しく、時には優しく、様々なものを叩いたり、弦を弾いたり、音を録音したり、音にどれだけ手を加えることができるか、その限界に挑戦したり、前へ、後ろへ、横へ、あらゆる方向に進化するこの音楽に合わせて、一緒に探求したり、再生したり、ダンスしたり、泣いたり笑ったりして、完璧な作品が完成した。これはこれまでの中でも最高傑作だと感じている。とても誇りに思う。」と語っている。
LPは通常盤のブルー・ヴァイナルに加えて、限定盤のスプラッター・ヴァイナルでも発売される。
発売・販売元 提供資料(2023/05/10)
ユキミ・ナガノを擁するスウェーデンのバンドの、ニンジャ・チューン移籍後2作目となる3年ぶりの新作。その間にはFKJとのコラボやレミ・ウルフのリミックスも経験したが、今回は本人たちいわく〈最高傑作〉と評しているそうで、多様なスタイルが良い流れとバランスで披露されている。鮮やかなリズムと情緒のある歌声を融合したエレポップやダビーなダウンテンポ、ソウル・ポップなど展開の妙で景色を切り替え、ノスタルジックな"Stay"にはドリームヴィルのJIDを、アトモスフェリックな"Glow"にはデーモン・アルバーンをそれぞれフィーチャー。カラフルさと統一感を両立した上々な一枚だ。
bounce (C)香椎 恵
タワーレコード(vol.475(2023年6月25日発行号)掲載)