世界最高のロックンロール・バンドの原動力にして、世界最高峰のドラマー、チャーリー・ワッツ。
ローリング・ストーンズとしての活動と平行して、彼自身のディスコグラフィとしてこの世に遺してくれた様々なジャズ・パフォーマンス・レコーディング音源を2枚のLPにまとめ上げたアンソロジー・アルバム、その名も『ANTHOLOGY』がここに登場!
彼のジャズ・プレイヤーとしての側面を見事に捉えた名パフォーマンスの数々を収録!
世界最高のロックンロール・バンドの原動力であり、その完璧なドラミングでザ・ローリング・ストーンズを推進してきた世界最高峰のドラマー、故チャーリー・ワッツ。1964年から約60年の間、ドライヴ感溢れるリズムで世界中のロックに多大なる影響を与えてきた彼は、同時に大のジャズ・マニアであり、ザ・ローリング・ストーンズとしての活動と平行して、自信のプロジェクトとして様々なジャズ・アルバムを発表してきた。
チャーリー・ワッツは、ローリング・ストーンズの活動の合間、カルテットやクインテット、オーケストラなど、様々な編成で頻繁にジャズ・ドラマーとしての筋力を鍛え上げながら、彼自身のディスコグラフィを遺してきた。今回、彼のジャズ・プレイヤーとしての側面に焦点をあて、その類まれなるドラマーによるジャズ・パフォーマンスを深い愛情と敬意と共にまとめ上げた回顧録的作品、『ANTHOLOGY』がBMGよりリリースされることとなった。この作品は、3曲の未発表音源を収録した全27曲を収録した2枚組CD、そしてその中から厳選された17曲を収録した2枚組LPという2形態でリリースされる。
ここに収録されている楽曲は、チャーリー・ワッツ・オーケストラ名義で1986年に発表したライヴ・アルバム『LIVE AT FULHAM TOWN HALL』や、チャーリー・ワッツ・クインテット名義による1991年のスタジオ・アルバム『FROM ONE CHARLIE』、1993年のアルバム『WARM AND TENDER』、1992年のライヴ・アルバム『A TRIBUTE TO CHARLIE PARKER WITH STRINGS』といった作品群の中から選曲されいる。
またこの作品のパッケージには、チャーリー・ワッツのバイオグラフィ本の著者でもあるポール・セクストンによる、チャーリー・ワッツのジャズ・キャリアと本コレクションに収録されている重要な作品達について記したエッセイが掲載されており、彼のジャズ・プレイヤーとしての側面をより深く知ることができる内容となっている。
発売・販売元 提供資料(2023/05/26)
レーベル名から事務的に企画し過去の録音をいい加減に選曲・編集しただけで、音楽は二の次の某メジャー・レーベルのような内容かと心配していたがこれは問題なく、思わずアンプのボリュームを下げるほど録音レベルがかなり高く、レンジも広く感じる音は良質です。
Disc1はワッツが好んで聴いていたバップ、スィング、ボーカルなどのジャズが一番輝いていた40~50年代の古いジャズを主体とした演奏。
Disc2はLive盤を主体とした基本Disc1と同じような内容だが、Track1から3までのセッション録音はスピリチュアルで現代的なジャズ、特に名ドラマー、エルヴィン・ジョーンズへのオマージュTrack3のエルヴィン組曲は、アート・ブレイキーのブルーノートで録音したアフリカ3部作の血が騒ぐようなリズムの高揚感と熱気がたまらん。
最近の頭で聴くようなアバンギャルドでスピリチュアルなジャズを聴き疲れた時、安心して逃げられる一枚だ!
ただ、Discの出し入れにの余裕がない硬い紙ジャケに貼り付けてある内袋にCDを挿入しているためDisc1の擦り傷が凄かった(音飛び等、再生には影響しなかった)。相変わらず輸入盤のCD品質が悪いのは困ったもだ!