プリンスのバックバンド「ニュー・パワー・ジェネレーション」、4人組ロックバンド「3rdアイ・ガール」の元メンバー"イダ・ニールセン"
ファンク・ビート、スラップ・ベース、俊敏なラップ、キャッチーなポップ・フックを見事に融合させた6作目
マルチな才能を持つデンマーク人ベーシスト、イダ・ニールセンが、アルバムとしては2020年2月の『02022020』以来となる約3年ぶりの新作をリリース。
1975年にデンマークの小さな町オーフスで生まれたイダ・ニールセンは、16歳でベースギターに魅了され、コペンハーゲンのデンマーク音楽アカデミーへ進学し卒業。ベルギーのポップグループ、マイケル・ラーンズ・トゥ・ロックとともにヨーロッパをツアーし、その後ザップ・ママにツアー・ベーシストとして雇われる。他ならぬプリンスは彼女の最初のソロアルバム「マーマレード」(2008年)の存在を知り、ペイズリーパークでのジャムセッションの後、2010年からプリンスが亡くなる2016年まで、イダは彼のバンド、ザ・ニュー・パワー・ジェネレーションと3rdEyeGirlのベーシスト兼シンガーとなった。
コンゴ出身のDJ、アマズール・ナンガによるターンテーブルのスクラッチと、同郷のヤコブ・エルヴストロムによるアルトサックスのソロをフィーチャーしたハードなオープニング曲「Been Trying」から、オーケストラのポップラップで締めくくる「Give Me A Bit Of... 」まで、マルチタレントなバンドリーダーによる素晴らしい音楽性で高いエネルギーと輝きを放つ。
前作はスラッピング奏法を封印しメロウなサウンドを基調に作成されていたが、先行配信された「Been Trying」や「Bounce Like a Grandma」など2曲には70年代を連想させるグルーヴ感溢れるファンキーなベース・サウンド主体の作品が収録されている。
発売・販売元 提供資料(2023/07/21)
サード・アイ・ガール~NPGで活躍したデンマークの敏腕ベーシストが3年ぶりの新作を発表。基本は自身の豪快なリード・ベースとキュートな歌唱で多様なグルーヴを織り上げた佳曲が並び、アタックの強いラップ主導曲やメロウなディスコの合間にミネアポリス風味のシンセをまぶした"Bounce Back"や"Shake It Off"のようなサーヴィスもある。期待を裏切らない快作!
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.476(2023年7月25日発行号)掲載)