スウェーデン出身のミュージシャン/シンガー・ソングライター、ベンジャミン・グスタフソンのDECCA US作品第一弾作品。
内省的で哲学的なグスタフソンは、長年にわたり精神的な健康状態と闘い、音楽に慰めを見出してきて、孤独の中で芸術的な声を育んだ。几帳面で非常に批評的なセルフ・プロデューサー。メジャー・デビュー作となる本作は、彼の人生、そして彼の周りの人々の人生を形作ってきた内なる力を理解するための生涯をかけた旅の集大成となっている。
このプロジェクトでは、ベンはコンフォート・ゾーンから一歩踏み出す必要があり、スウェーデンのマルメ市にあるタンバリン・スタジオを中心に、コラボレーターのコミュニティを作り、現在ではそこに拠点を置いている。
本作から先行シングル"Sleeping?"が先行配信中。感動的でエレガントな曲で、哀愁が漂い、悲しげだが希望がないわけではなく、ベンジャミンのソフトフォーカスなヴォーカルと音楽的に豊かなバッキングが引き立てている。また同じくスウェーデン出身のAviciiの大ヒット曲"Wake Me Up"のカヴァーも先行配信中。
マルメを拠点とするこのアーティストは、これまでのキャリアの大半を、大きな計画や着地点を期待することなく作曲とレコーディングに費やしてきた。インストゥルメンタルでクラシックとともにThe Album Leaf, Ef, Ólafur Arnalds, Coldplayなどに影響を受けてきており、そういった雰囲気と感情を備えた作品かつ少しシャープなものを目指してレンズをひねっているという。また、グスタフソンは、フィーリングを大切にするアーティストで、本作にはニック・ドレイクの"Which Will"のカヴァーも収録されている。
本作の核心は、ベンジャミンと彼の精神的健康との関係、そしてそれに屈しないこと。音楽は彼の慰めであり、セラピーだった。暗い瞬間はインスピレーションとなり、投影された影はミックスの中で陰影となった。
究極的には希望の記録であり、モノクロのキャンバスにテクスチャー、雰囲気、そしてテクニカラーを散りばめたレコードとなっている。
発売・販売元 提供資料(2023/06/22)