School's Out (Deluxe Edition)

奇抜でシアトリカルなパフォーマンスでその唯一無二の地位を確立する"ミスター・ショック・ロック"、アリス・クーパー!
彼が70年代前半に発表した伝説的名作2作品が、最新リマスター音源&レア音源や未発表ライヴ音源などを追加収録したデラックス・エディションとなって、半世紀の時を越えここに登場する! こちらは立て続けにロック史に残る傑作をリリースしてきた彼らがそれらを遥かに上回る最高傑作として1972年に発表した、エキセントリックな"ショック・ロック・ワールド"が炸裂する傑作『SCHOOL'S OUT』の3枚組アナログ・デラックス・エディション!

その奇抜でシアトリカルなパフォーマンスで、"ショック・ロック"という唯一無二のスタイルを確立し、ロック・シーンに50年以上に亘り唯一無比の存在感を放ち続けている稀代のロックンロール・パフォーマー、アリス・クーパー。2021年に発表した最近作でも全米トップ・アルバム・セールス・チャートで見事1位を獲得するなど、今もなお絶大な人気と圧倒的存在感を誇るレジェンド・アーティストだ。

1969年にバンド、アリス・クーパーとしてデビュー、その後バンドとして7枚のスタジオ・アルバムを発表、1975年にはソロ・アーティスト=アリス・クーパーとして新たなキャリアを歩んでいった彼だが、まさにその1970年代前半、アリス・クーパーというバンドの勢いはとどまることを知らなかった。1971年から1973年までに発表した4枚のアルバムは連続でプラチナム・ディスクを獲得、「I'm Eighteen」や「School's Out」、「No More Mr. Nice Guy」や「Elected」といったトップ40ヒット曲を世に送り出すなど、様々な記録を打ち立てていたのだ。その70年代のヒット・アルバムの中から、今回1971年発表の『KILLERS』と1972年発表の『SCHOOL'S OUT』という2枚のプラチナム・アルバムが、最新リマスター音源に加え、レア音源や未発表ライヴ音源などを追加収録したデラックス・エディションとなってここに登場することとなった!(1/2)

それぞれ2枚組CDと3枚組LPという2形態でのリリースとなるこのデラックス・エディションには、バンド・メンバーや元CREEM誌のエディターであったジャン・ユエルスキーによる楽曲解説や、同じく元CREEM誌のエディター、ビル・ホルドシップによる書き下ろしのライナーノーツを掲載したブックレットが同梱されている。また、3枚組アナログ盤ではオリジナル・アルバムの細部にまでこだわったパッケージが再現されていることも特筆すべきポイントだ。『KILLER』では、絞首台にかけられたアリス・クーパーの写真を使用した1972年カレンダー付の見開きスリーヴ・パッケージが採用されており、『SCHOOL'S OUT』では木製の学校机のデザインを踏襲した特殊パッケージを採用、さらにオリジナル発売時にも大きな話題となったパンティ付アナログ盤を復刻した、ファンにとってはたまらない仕様でのリリースとなっている。

前作『KILLER』で唯一無二の"ショック・ロック"という世界観を凝縮した彼らが、1972年に発表した傑作アルバムがこの『SCHOOL'S OUT』だ。バンド=アリス・クーパーの5作目となるスタジオ・アルバムは、アルバム発売数週間前にシングル「School's Out」を発表、まさに学校での一学年が終わる前というタイミングもあり、全米シングル・チャートで最高位7位を、そしてイギリスでは見事1位を獲得する大ヒット・シングルとなった。

今回リリースされる『SCHOOL'S OUT (DELUXE EDITION)』には、最新リマスターが施され、新たな魅力をまとったオリジナル・アルバム収録楽曲が収録されている。本作は全米アルバム・チャートで最高2位を記録、「Luney Tune」や「Alma Mater」といった重要な楽曲に加え、「Gutter Cat vs. The Jets」といった楽曲を収録。この「Gutter Cat vs. The Jets」という曲は、バンドに大きな影響を与えたというウェスト・サイド物語へのオマージュとなっている曲だ。1957年のミュージカルからの楽曲「Jet Song」の歌詞を取り入れたこの曲は、アリス・クーパーの楽曲にレナード・バーンスタインとスティーヴン・ソンドハイムの名前がクレジットされるという、思いもよらない事態を引き起こしたことでも話題になった。

さらにこのデラックス・エディションには、「School's Out」や「Gutter Cat vs. The Jets」のシングル・バージョンといったレア音源の他、「Alma Matter」のオルタネイト・ヴァージョンや「Elected」の初期デモ音源という、2曲の貴重な未発表音源も追加で収録されている。この「Elected」は、もちろんバンドにとって初のNo. 1アルバムとなった1973年発表の『BILLION DOLLAR BABIES』に収録されている大ヒット楽曲で、その貴重なデモ音源がここに収録されているのだ。さらに、1972年5月27日にマイアミで開催されたライヴの模様を堪能できる未発表ライヴ音源も収録されている。このライヴはアルバム『SCHOOL'S OUT』のレコーディング数週間前に行われたもので、「Halo Of Flies」や「School's Out」、そしてアリスの素晴らしいハーモニカの演奏が堪能できる「Yeah, Yeah, Yeah」など、目を見張るようなライヴ音源がフィーチャーされている。(2/2)

School's Out catapulted Alice Cooper into the hard rock stratosphere, largely due to its timeless, all-time classic title track. But while the song became Alice's highest-charting single ever (reaching number seven on the U.S. charts) and recalled the brash, three-and-a-half-minute garage rock of yore, the majority of the album signaled a more complex compositional directional for the band. Unlike Cooper's previous releases (Love It to Death, Killer), which contained several instantly identifiable hard rock classics, School's Out appears to be a concept album, and aside from the aforementioned title track anthem, few of the other tracks have ever popped up in concert. That's not to say they weren't still strong and memorable; while such cuts as "Gutter Cat vs. the Jets," "Street Fight," "My Stars," and "Grande Finale" came off like mini-epics with a slightly progressive edge, Alice Cooper still managed to maintain their raw, unrefined punk edges, regardless. Other highlights included the rowdy "Public Animal #9," the mid-paced "Luney Tune," and the sinister, cabaret-esque "Blue Turk." ~ Greg Prato