UKはブライトンを拠点に活動中のインディ・コレクティブ、Pet Shimmersの最新作『Anon Playable Cloud』が世界初のCD/レコード化!カオスでカラフルなWeird Indie POP! 世界中探しても彼らにしか鳴らせないサウンドで中毒者を増やし続ける! (C)RS
JMD(2023/06/17)
UKはブライトンを拠点に活動中のインディ・コレクティブ、Pet Shimmersの最新作『Anon Playable Cloud』が世界初のCD/レコード化!カオスでカラフルなWeird Indie POP!世界中探しても彼らにしか鳴らせないサウンドで中毒者を増やし続ける!
2020年にリリースしたデビューアルバム『Face Down In Meta』のVINYLがあっという間にソールドアウトするなど、インディーリスナーの間で話題を呼び、着々に熱狂的なファンを増やし続けるUKはブライトン発の7人組インディーコレクティブ、Pet Shimmers。Pet ShimmersはKaty J PearsonのコラボパートーナーでもあるOliver Wildeを中心にRobbie & Monとも活躍するWilliam Carkeetなどを含めた一癖も二癖もある豪華なメンバーで構成されており、UK国内ではPorridge RadioやHappynessといったアーティストのツアーに参加している。今回世界初のレコード化としてリリースされる彼らの3枚目のアルバム『Anon Playable Cloud』の魅力は、とにかく変な音がたくさん鳴っているところだろう。冒頭を飾る「Swan Ton」からまるでオモチャの国のために作られたカオスだけどカラフルな音がキラキラと弾けているし、続くリード曲でもある「Sonder」でもとにかく変でノイズなども混じっているのにも関わらずキャッチーで人懐っこい楽曲だ。3~4曲目の「Edgelord」から「Wet Chems」の流れでは、Pet Shimmersが過去にツアーサポートとして参加したAlex Gを彷彿させるインディーサウンドをエクスペリメンタルに調理する楽曲を作り上げており、実験的なフレーズが散りばめられる中で使われているバンジョーのサウンドが柔らかさを生み出すのに一役買っている。本当にゴチャゴチャなアレンジをしているのにも関わらず楽曲の良さがダイレクトに伝わってくるソングライティングも彼らの実験的な音楽性を成り立たせている一つのポイントだ。他にもシューゲイズとサイケデリックが交差する「Ubernormaliz」やムーディーなポップさがノスタルジーを生み出している「Low Motion」など、極めてカラフルで中毒性抜群の作品!
発売・販売元 提供資料(2023/06/15)
ポリッジ・レディオやケイティJ・ピアソンとも絡んでいるというブライトン出身の7人組。今回フィジカル化されたこの3作目では、初期フレーミング・リップスや一時期のMGMTを彷彿とさせるサイケ~ウィアードな音を鳴らしている。喜怒哀楽のいずれでもない感情を引き出してくれるような、まどろみの快楽だけを抽出したような、なんとも形容し難いポップ盤。
bounce (C)田中亮太
タワーレコード(vol.480(2023年11月25日発行号)掲載)