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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2023年05月01日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 学文社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784762028434 |
| ページ数 | 196 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
序 章 教育者(educator)としての専門性を高めるために
1 語り合って希望を紡ぐ
2 新しい時代の生徒指導イメージ
3 「生徒指導提要」(2022)と教育政策
4 「生徒指導提要」(2022)に対応した新しい教職教養指針
第1章 生徒指導とは何か―ウェルビーイングの探求
1 子ども理解の叡智(フロネーシス)
2 生徒指導の概念―淵源とその歴史的展開
3 生徒指導の定義―旧版(2010)から新版(2022)へ
4 生徒指導の構造―2軸3類4層
5 生徒指導の羅針盤―方法・基盤・未来展望
第2章 教育相談と生徒指導―個別の課題に関する児童生徒への対応
1 教育相談の目的
2 学校における教育相談―2つのエピソード記録
3 カウンセリングの三原則
4 個別の課題に関する児童生徒への対応
5 いじめ問題とどう向き合うか
6 不登校の子どもへの理解と支援
7 多職種協働とオープンダイアローグ
第3章 児童生徒理解と生徒指導―他性(alterity)としての子どもと出会い直すとき
1 子どもの「生活世界」に触れる
2 ビーイングとしての理解とドゥーイングとしての理解
3 日常生活の中で「自己」の発達を援助する
4 自己の発達のプロセス―アンリ・ワロンの自我発達論
5 幼児を含む児童生徒理解の枠組み
6 教育実践としての子ども理解
第4章 学級づくりと生徒指導―豊かなかかわり合いをどう育てるか
1 子どもたちの生活現実に根ざし,子どもとともに学級をつくる
2 教室を安心して生活できる場にする
3 学級の中にある教師と子どもとの関係を問い直す
4 対話・討論を通して子どもたちのかかわり合いを広げていく
5 子どもの豊かなかかわり合いをつくり出す活動をつくる
6 学級づくりを支える教師のつながりをつくり出す
第5章 授業づくりと生徒指導―深みのある学び合いをどうつくるか
1 授業における生徒指導とは何か―「提要」(2022)の位置づけ
2 ある教師の試みー小学校低学年の授業実践にどう挑むか
3 主体的で対話的な深い学びを創る―5つの視点
第6章 進路指導・キャリア教育と生徒指導―「生き方」の模索とともに歩む
1 進路指導からキャリア教育へ
2 現在の学校における進路指導・キャリア教育とその課題
3 聴き取りを通した職業観の問い直し
4 職場の関係性の中で「やりたいこと」を見出す
5 「やりたいこと」を学校で見出す―卒業研究の事例
6 関係性を豊かにする進路指導・キャリア教育
第7章 チームとしての学校と地域協働の生徒指導―多職種協働を豊穣化の契機に
1 「チームとしての学校答申」の概要―その3つの要点
2 学校と地域との多職種協働―スコットランドの事例から
3 多職種協働の中で生徒指導の価値・理念を組み替える
4 学校と地域協働・多職種協働を生徒指導の豊穣化の契機に
第8章 生徒指導の未来像―オントロジーと「弱さ」の哲学
1 研究の軌跡としてのオートエスノグラフィ
2 生徒指導実践のグランドデザイン
3 オントロジカル・ウェルビーイング
4 遊び合いから自己調整能力の涵養へ
おわりに
索 引
■コラム1 教育的思慮深さ(pedagogical thoughtfulness)とは何か
■コラム2 不登校の支援
居場所を失い、「生きづらさ」を抱えた子どもや若者が増えた現代社会。
危機と激動の時代を生きる子どもたちの声に、教師たちはどのように応えられるのか。
教師と子どもが互いに学びあい、理解しあう生徒指導とはどのような営みなのか。
本書では、2022年に改訂された「生徒指導提要」をふまえながら、
教育哲学・心理学における生徒指導の理論的解説のみならず、さまざまな学びの場面でのリアリティーある
エピソード記録を軸とした臨床教育学的なアプローチを紹介。
事例から読者がそれぞれの問いを立ち上げ考察することをねらい、変わり続ける教育課題と生徒指導研究の
現在を俯瞰する。
さらに、ソーシャルワーカーなどの学校内外の人びととの多職種協働をとなえる。
教師が地域と多様なつながりのなかで、教育者としての専門性を高められるよう提言する。
誠実な教師であろうとすればするほどに、立ち止まり、悩んでしまう生徒指導。
子どもや若者の人生に寄り添い、子ども理解を大切にした生徒指導を実践したいと願う人たちの、
羅針盤となりうる一書。
【執筆者】
庄井良信、影浦紀子、黒谷和志、佛圓弘修、高橋亜希子、富田充保、宮原順寛、伊田勝憲、池田考司、
田渕久美子、中根照子、龍崎 忠、畠山貴代志、井上大樹

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