The Papercut Chronicles II

『ストリートのカリスマ』トラヴィー・マッコイ率いる、2000年代に"ジャンルレス時代のニュー・ヒーロー"としてシーンに君臨したボーダーレス・ヒップホップ・ロック・バンド、ジム・クラス・ヒーローズ!
彼らがAtlanticよりリリースした4枚のアルバム+トラヴィー・マッコイのソロ・アルバムが、アナログ盤となって登場!
こちらは今回が待望の初アナログ化となる、マルーン5のアダム・レヴィーンが参加した大ヒット曲「Stereo Hearts」を収録する2011年発表のスタジオ・アルバム『THE PAPERCUT CHRONICLES II』!

1997年にニューヨークにて活動をスタートさせ、2001年に自主制作という形でアルバムをリリース、そのサウンドにいち早く注目したフォール・アウト・ボーイのピート・ウェンツとパトリック・スタンプのレーベル、Decaydance Recordsと契約を交わし、2005年にアルバム『THE PAPERCUT CHRONICLES』でワールドワイド・デビューを飾り、以降そのホップホップやロック、ファンクやレゲエといった様々なスタイルを融合させたボーダーレスなサウンドと時代を象徴するかのようなパフォーマンス、そして様々なアーティストたちとのコラボレーションによる世界的なヒット曲を生み出していった、"ジャンルレス時代のニュー・ヒーロー"、ジム・クラス・ヒーローズ。

彼らがAtlantic Recordsからリリースした2005年の『THE PAPERCUT CHRONICLES』、2006年の『AS CRUEL AS SCHOOL CHILDREN』、2008年の『THE QUILT』、そして2011年の『THE PAPERCUT CHRONICLES II』という4枚のスタジオ・アルバムと、バンドのフロントマン、トラヴィー・マッコイが2010年に発表したソロ・アルバム『LAZARUS』が、今回アナログ盤となって登場することとなった! 『THE PAPERCUT CHRONICLES』と『THE PAPERCUT CHRONICLES II』、そして『LAZARUS』の3作品は、今回初めてアナログ盤としてリリースされることとなる( 『AS CRUEL AS SCHOOL CHILDREN』は、Fueled By Ramenレーベル25周年を記念して2021年にUSでリリースされていたシルヴァー・アナログの再プレス盤、『THE QUILT』はオリジナル発売時に限定でアナログ盤がリリースされていたのだが、今回再びアナログ盤として登場することとなる)。

★★★『THE PAPERCUT CHRONICLES II』(2011年)★★★
トラヴィー・マッコイがソロ・アーティストとしての活動のため一時期バンドを離れていたのだが、その後再びバンドとして活動を再開させ、2011年にリリースされたのが通算5作目となるこのアルバム『THE PAPERCUT CHRONICLES II』だ。タイトルからも分かる通り、彼らにとって記念すべきメジャー・デビュー作となった名作の続編的な作品となっている今作には、マルーン5のアダム・レヴィーンがヴォーカルで傘下した最大のヒット曲「Stereo Hearts」が収録されている。この曲は全米ホット100チャートで4位を記録、アメリカでは5xプラチナムを、カナダやイギリス、オーストラリアやニュージーランドでもプラチナム以上に認定され、世界的な大ヒットとなった。

Their first album back together since 2008’s The Quilt, The Papercut Chronicles II finds Gym Class Heroes returning back to basics and embracing the more organic, band-oriented sound that has made them the voice of hip-hop for the Warped Tour set. While past albums saw the band slowly drifting toward a more traditional, sample-driven sound, this sequel album really feels like a successor to The Papercut Chronicles. In a way, it feels as if Gym Class Heroes have been reinvigorated by their time off while Travie McCoy pursued a solo career, and songs like “Lazarus, Ze Gitan” and “Solo Discotheque (Whiskey Bitness)” have them easily delivering more of the infectious and highly polished sound that has made the quartet the pop/rap/punk crossover triple threat that it's grown into over the years. Tracks like these, where the group combines the raw energy of a live band with the carefully cultivated polish of a successful pop band, are where the album really succeeds, showing that Gym Class Heroes haven’t grown up so much as learned how to properly wield the experience they’ve gained as climbers of the Billboard charts. The end result of this is an album that’ll come as a blast from the past for the band's fans and should easily get heads nodding with its affably introspective lyrics and huge choruses. ~ Gregory Heaney

待ってました～! 何度かの延期を経て3年ぶりとなる新作が到着です。トラヴィーのソロ作にも参加していたステレオタイプスやルーカス・セコンほか、エミリー・ヘイニーにドリームなど制作陣の名前からも予想できる通り、いつにも増してグッとヒップホップ(～アーバン・ポップ)仕様に。ある少年が友人の死やドラッグ問題に直面する様を描いた2005年作の続編ということで、曲調はダークだったり、ヘヴィーだったり、寂しげだったり。ネオン・ヒッチとの“Ass Back Home"やアダム・レヴィーンを迎えた先行曲“Stereo Hearts"での、歌パートの後に鋭く切り込んでくるトラヴィーのラップは鳥肌モノ! ハイグレードなポップスとして機能しながら、タフなストリート感もしっかり備えている点に痺れました。
bounce (C)山西絵美