新たなヴォーカリストLukas Nicoが加入し、次なるチャプターへと歩みを進めたMENTAL CRUELTY(メンタル・クルエルティ)の4thアルバム『Zwielicht』
ドイツの実力派ブラッケンド・デスコア・バンドMENTAL CRUELTY(メンタル・クルエルティ)の、前作『A Hill To Die Upon』から約2年ぶり4作目となるフル・アルバム『Zwielicht』。
ドイツ語で"黄昏時"という意味を持つ『Zwielicht』は、精密機械のように正確無比で攻撃的なドラムビートと、切れ味鋭くヘヴィなギターリフ、さらに重厚なオーケストラ、クアイアがブレンドされたサウンドに、残忍な獣の唸り声が終始降り注ぐ圧倒的作品だ。そして、今作はバンドのキャリアにおいて重要なアルバムである。その理由の1つがラインナップの変更だ。結成時から在籍してきたヴォーカリストLucca Schmerlerが2022年に脱退、それに伴い2023年に元SUN EATERのLukas Nicoがバンドに加入した。さらにもう1点は、レーベルをCentury Mediaに移籍したことで世界的に飛躍する機会を得たことである。バンドが『Zwielicht』もかける意気込みは、公開済みの3曲を聴けば一目瞭然だ。複雑な展開、ブレイクダウン、さらにドラマティックな泣きのギターソロを含めて4分にまとめあげた「Symphony of a Dying Star」、凄まじい緩急とクアイアとLukasの咆哮絶叫が畳みかける「Forgotten Kings」をはじめ、感情を爆発させるLukasの激情的なヴォーカルが強い印象を残す「The Arrogance of Agony」も必聴である。
前任のLucca同様、新メンバーのLucasはガテラル、ピッグスクィールボイスも巧みに使いこなす技巧派で、存在感のある彼の声は今作の注目ポイントでもある。コンパクトにまとめ上げた見事な楽曲がラインナップされた『Zwielicht』をきっかけにバンドの勢力を拡大させ、多くのメタルファンを魅了することは必然といえるだろう。ミックスとマスタリングは、Josh Schroeder (LORNA SHORE、OV SULFUR、TALLAH、IN HEARTS WAKE) が担当、強靭なサウンドに仕上げた。
<MENTAL CRUELTY>
Vocals: Lukas Nico
Guitar: Marvin Kessler
Guitar: Nahuel Lozano
Bass: Viktor Dick
Drums: Danny Strasser
発売・販売元 提供資料(2023/06/02)