ニコラス・ペイトン、ウォレス・ルーニー、バスター・ウィリアムス、ジャズメイア・ホーン参加!!
オリン・エヴァンス、ザ・バッド・プラス脱退後初のスタジオアルバム
セロニアス・モンクを思わせるメロディが親しみやすい1枚
ジャズピアニスト、オリン・エヴァンスがカルテットを率いて約2年ぶりとなる新作をリリース。
オリン・エヴァンスは、1975年アメリカ/ニュージャージー州トレントン生まれ、フィラデルフィアで育ったピアニスト。幼少期からクラシック音楽やカウント・ベイシー、デューク・エリントン楽団などを聴いて育ってきた。ラトガース大学ではケニー・バロンにジャズ・ピアノを師事し、セロニアス・モンク・コンペティションで2位入賞。ボビー・ワトソン、ラルフ・ピーターソンなどのサイドマンとして評価を上げ、その後、ミンガス・ビッグバンドへの参加やウォレス・ルーニー、ステフォン・ハリスなどのツアーに帯同するなどの経験を持つ。
今作『The Red Door』は、エヴァンスがジャズカルテット"ザ・バッド・プラス"を脱退して以来、自身の名義として初めて録音・発売されたスタジオアルバムである。共同体の価値観、さらには家族の価値観へ回帰した作品であり、特にエヴァンスにとっての"音楽的なヒーロー"というテーマを扱った。ニコラス・ペイトンを筆頭とするオールスターのクインテットと、シンガーやソリストの豪華ゲスト出演を織り交ぜた、異例ともいえる多彩なセットリスト。その中でもエヴァンスのピアノは、味わい深く、探求的で、シリアスで、遊び心にあふれた素晴らしいものである。
冒頭の表題曲はエヴァンスのオリジナル。ザ・バッド・プラス時代のサウンドスタイルと比べてみると対照的で、ピアニストとしての生まれ変わりを見るための一つのプリズムとなる。セロニアス・モンクを思わせるような、鋭い刺戟と親しみやすい歌のようなメロディが特徴的なムードに包まれている至高のナンバーとなっている。
発売・販売元 提供資料(2023/07/21)