Prospekt's March＜Recycled Vinyl＞

祝!来日公演決定!

世界各地で記録的な動員を達成した「ミュージック・オブ・ザ・スフィアーズ・ワールドツアー」の一環として11月に約6年振りとなる待望の来日公演が決定した、世界中で愛される21世紀を代表するバンド、コールドプレイ! 2008年に発表し世界各地で1位を記録した傑作『VIVA LA VIDA OR DEATH AND ALL HIS FRIENDS』の続編的作品として同年11月にリリースされたEP『PROSPEKT'S MARCH』が、リサイクル・アナログ盤となってここに登場!

7度のグラミー賞受賞し、9度のThe BRITs受賞、8 枚のインターナショナル#1アルバムを記録し、アルバム総セールスは1億枚以上、総トラック・ストリーミング再生回数は実に300億回以上を誇る、21世紀を代表するバンドにして世界中から愛される存在、コールドプレイ。2021年発表の最新作『MUSIC OF THE SPHERES』はバンドにとって9作目の全英No. 1アルバムとなり、このアルバムに伴うツアーは「史上最高のライヴ・ミュージック・コンサート」と絶賛されるなど、音楽だけではなく存在そのものが一つのジャンルと言っても過言ではないほどの至高のアーティストだ。

彼らが2008年6月に発表した通算4作目のアルバム『VIVA LA VIDA OR DEATH AND ALL HIS FRIENDS』は日本を含む全世界36ヵ国で第一位を獲得する驚異的な大ヒット・アルバムとなった。同年11月には、このアルバムの続編的作品として、アルバム制作時の未発表曲やリミックス音源などを収録したEP『PROSPEKT'S MARCH』を発表、ジャケットの絵柄から収録されている内容まで、まさに『VIVA LA VIDA～』を補完する作品ともいえるこのEPが、今回リサイクル・アナログ盤となって登場することとなった!

この作品には、発売当時未発表となっていた新曲や「Lost!」のJay-Zをフィーチャリングしたリワーク音源「Lost+」や、「Lovers In Japan」のリミックス音源、また今作からシングル・カットされた「Life in Technicolor II」といった全8曲が収録されている。発売当時はごく限られた数量のみアナログ盤でリリースされており、長らく入手困難となっていたのだが、今回まさにファン待望ともいえるアナログ盤で復刻されることとなった。しかもリサイクル・アナログ盤を採用したインナースリーヴ付きの仕様となっており、ファンにはたまらない作品となることは間違いないだろう。

Released as part of a Viva la Vida special edition and on its own as an EP -- thereby illustrating a concern for fans that's almost unheard of among these big-budget special editions -- Prospekt's March is an addendum to Coldplay's Eno-produced 2008 album, offering a little bit more of the same spacy thing. Often, it's a variation on what was on the album itself, as three of the eight songs here are remixes, none particularly different than the originals (not even Jay-Z's cameo on "Lost" feels sudden or surprising). Of those other five songs, "Postcards from Far Away" is just a small snippet of atmospheric keyboard, leaving this at a mere four tracks -- all good, all holding their own with the main text of Viva la Vida. Best of these is the surging drama of "Glass of Water," which feels as if it could have fit neatly into the album itself, but "Rainy Day" has a nice percolating electronic beat along with simpatico staccato strings, and "Prospekt's March/Poppyfields" earns much of its portentousness through its latter section, all of which makes up for the slightly unfinished feel of "Now My Feet Won't Touch the Ground." None of this is major but it is enjoyable, worthwhile for the devoted -- and it's nice they can get it separately instead of plunking down cash yet again for a deluxe edition. ~ Stephen Thomas Erlewine

世界36か国で1位を獲得し、2008年を象徴する作品のひとつとなった『Viva La Vida Or Death And All His Friends』の続編的なEP盤。全8曲中6曲はアルバム制作時に録音されるもお蔵入りとなった音源だそうだが、その世界観は本編と比較しても何ら引けを取らず!　繊細な旋律と壮大なアレンジが織り成す崇高な楽曲群は、まるでパズルの欠片のようでもあり、本作をもって初めてあの大作が完結するといって良いだろう。
bounce (C)白神 篤史