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クラシック
CDアルバム

サン=ジョルジュ: ヴァイオリン協奏曲集 第3集

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フォーマット CDアルバム
発売日 2023年06月08日
国内/輸入 輸入
レーベルNaxos
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 8574452
SKU 4945604744522

構成数 : 1枚

【曲目】
ジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ(1745-1799):ヴァイオリン協奏曲集 第3集

1-3. ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Op. 2 No. 1 (1773年出版)
1. I. Allegro
2. II. Largo
3. III. Rondeau
4-6. ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 2 No. 2 (1773年出版)
4. I. Allegro
5. II. Adagio
6. III. Rondeau
7-9. ヴァイオリン協奏曲 イ長調 Op. 7 No. 1 (1777年出版)
7. I. Allegro moderato
8. II. Adagio
9. III. Allegro moderato
10-12. ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 Op. 7 No. 2 (1777年出版)
10. I. Allegro moderato
11. II. Andante moderato
12. III. Rondeau

【演奏】
毛利 文香(ヴァイオリン)

チェコ室内管弦楽団パルドビツェ
ミヒャエル・ハラース指揮

【録音】
The House of Music, Pardubice(チェコ)
2022年3月21日-23日

総収録時間:77分

  1. 1.[CDアルバム]

作品の情報

商品の紹介

カリブ海のフランス領、グアドループ島出身のサン=ジョルジュ。アフリカ系の母親の血を引いたため褐色の肌を持った彼は、アスリートで剣の達人であるとともに、優れたヴァイオリニスト&作曲家として18世紀後半のフランスで活躍、「黒い肌を持つモーツァルト」の異名をとりました。彼のヴァイオリン協奏曲は14作が確認されており、その多くは2曲づつペアで出版されています。このアルバムにもそうした2組、4曲の協奏曲が収録されており、どの曲も技巧的なヴァイオリン独奏パートを中心として、モーツァルトを思わせる魅力的で多彩な楽想が展開します。今作で独奏ヴァイオリンを演奏するのは、日独で活躍の場を急速に広げている毛利文香。彼女自身によるカデンツァも聴きどころです。

シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ。私はレコーディングのお話をいただいて、初めてこの作曲家の存在を知りました。いざ楽譜を開いてみると、モーツァルトにも影響を与えたであろうシンプルな旋律の美しさや、優秀な騎士でもあった彼の華麗な剣さばきを想像させるような超絶技巧がたくさん散りばめられていて、とても魅力的な新しい世界に出会うことができたのです。
今回のカデンツァは私が作りました。作品の中から自分のお気に入りのテーマやモチーフなどを探し出し、それを発展させてカデンツァを作ることは、時間のかかる大変な作業ではありましたが、この素晴らしい作曲家についてより深く考えることができる貴重な経験でした。
私のサン=ジョルジュ作品の演奏を聴いてくださる皆様にも、この新しい発見を是非楽しんでいただけましたらとても嬉しく思います。ーー毛利 文香

プロフィール
2012年、第8回ソウル国際音楽コンクールにて、日本人として初めて、最年少で優勝。2015年、第54回パガニーニ国際ヴァイオリンコンクールにて第2位、エリザベート王妃国際音楽コンクール2015にて第6位入賞。2019年、モントリオール国際音楽コンクールにて第3位入賞。これまでに、川崎市アゼリア輝賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞、京都・青山音楽賞新人賞、ホテルオークラ音楽賞を受賞。
ソリストとして、日本国内はもとより、ベルギー国立管、ブリュッセル・フィル、モントリオール響、クレメラータ・バルティカ、ヨーロッパ室内管などと共演を重ねるほか、サー・アンドラーシュ・シフ、アブデル・ラーマン・エル=バシャ、タベア・ツィンマーマン、イリヤ・グリンゴルツ、堤剛、今井信子、伊藤恵などの著名なアーティストとの共演も数多い。
ヴァイオリンを田尻かをり、水野佐知香、原田幸一郎の各氏に師事。桐朋学園大学音楽学部ソリストディプロマコース、及び洗足学園音楽大学アンサンブルアカデミー修了。慶應義塾大学文学部卒業。クロンベルクアカデミーを経て、現在ケルン音楽大学にてミハエラ・マーティン氏に師事している。
ナクソス・ジャパン
発売・販売元 提供資料(2023/04/18)

メンバーズレビュー

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毛利文香の サン=ジョルジュのヴァイオリン協奏曲集!

NAXOSの サン=ジョルジュ ヴァイオリン協奏曲集の第3巻。
演奏効果の高い作品から 順番に録音している感じなので、毛利さんの丁寧で 温かな演奏でも、音楽の魅力がどこまで伝わるであろうかと、心配しています。
そう! サン=ジョルジュには もっと素敵な曲が、素敵な演奏のCDがあるので それを聴けば サン=ジョルジュの良さがわかりますよ!
などと言うと このCDの紹介文にはなりませんね…
サン=ジョルジュの好きな私のひとりごと、です。

毛利さんの 心温まる 優しい演奏は 古典派音楽の長所をしっかり引き出した 好演です。
ただ、毛利さんもモーツァルトにも似ていると仰有っていますが「ここを切っちゃうの? スラーで流麗に行こうよ…」というフレーズや、「もっとエネルギッシュに加速しちゃおうよ…」と思える箇所もいくつか。
作品的に不利なところもありますが…

しかし、この作品で この演奏であれば、そして 簡潔で その楽章にぴったりと合った「自作」のカデンツァなどを考えれば、十分『5』でお釣りがきます。
第1集を 毛利さんで聴きたかった(そして ミュラー=ブリュールのバックで!)。

なお、日本の経由の盤の日本語解説は 全12頁です。英語の解説の訳ではないので、日本経由の方がお薦めです。

最後に この盤を超えるサン=ジョルジュのCDとは、J.J.カントロフ(ARION)盤です。
2025/05/04 北十字さん
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