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構成数 : 1
【書評】
本書は,リウマチ性疾患の診療,研究,教育で日本のみならず世界のトップを走る慶應義塾大学リウマチ・膠原病内科のスタッフの英知がぎっしり詰まったコンパクトな一冊である.手に取って表紙をめくって読み進めると,「基本的アプローチ」の章では,関節所見の取り方,リウマチ性疾患の皮膚所見のポイントが示され,次いで,関節痛・関節腫脹,不明熱,筋痛,筋力低下,乾燥症状,皮膚硬化・手指腫脹,検査異常が順にまとめられている.さらに読み進めると,「リウマチ・膠原病領域の主要検査」の章では血液検査,関節液検査,画像診断では単純X線,MRI,エコーが要領よくまとめられている.「主要な治療法・治療薬」の章では,免疫抑制療法の注意点が冒頭で述べられ,非ステロイド性抗炎症薬,ステロイド薬,免疫調節薬,免疫抑制薬,生物学的製剤・分子標的治療薬の使い方が,最新の知見とともに目に飛び込んでくる.免疫グロブリン大量静注療法,血漿交換療法の基本もおさえてある.非薬物療法ではリハビリテーション,生活指導・在宅ケアにも対応していて漏れがない.
「各疾患へのアプローチ」の章では,関節リウマチ,脊椎関節炎がコンパクトにまとめられており,それらの類縁疾患への対応についても行き届いている.全身自己免疫疾患,血管炎も含められ,変形性関節症,結晶誘発性関節症,感染性関節炎に加えて,整形外科医にはなじみの薄いリウマチ性全身性疾患についてもまとめられている.「リウマチ・膠原病領域のエマージェンシー」の章では,間質性肺疾患,肺胞出血への対応,血液障害,腎クリーゼ,肺高血圧症,ステロイドはもとより,免疫抑制剤や免疫調節剤使用中の重症感染症対応についての基本もしっかりまとめられている.付録も充実していて,各疾患の分類基準・診断基準が網羅され,疾患の重症度分類,活動性評価も俯瞰できる.お得感満載の一冊である.リウマチ性疾患の対応に追われる整形外科医にとってはたいへんありがたい.整形外科領域でも専門化,細分化はさらにすすんでいるように感じるが,併存疾患,合併症を抱えリウマチ性疾患を患う患者の手術対応を依頼されることも多い大学病院,基幹病院で,その一線に立つ整形外科医にとっても,本書にさっと目を通して臨むといっそう心強い.超高齢社会の到来に合わせてリウマチ性疾患の患者の高齢化も大きな課題となっている.変形性関節症や脊椎症などロコモティブシンドロームに関連して,リウマチ性疾患患者の運動器疾患の治療を検討する機会や骨折などの外傷治療を担当する機会も少なくない.そんなときにも大いに役に立ちそうである.
忙しく病棟外来を右往左往していた若かったあのころを思い起こすと,ハンドブックの類いにはたいへんお世話になった.何しろ知識や経験がない状況でも日々さまざまな患者に向き合う必要があった.時代はすすんで今はデジタル時代である.スマートフォンやタブレット端末でさまざまな情報が容易に手に入る時代となった.ハンドブックが白衣のポケットから消えつつあるようにも感じる.そんな時代の中にあっても,本書を実際に手に取ってみると,紙のぬくもりと安心感がある.文庫本と同じサイズなので,診療時のみならず,出張のときなど鞄にそっと忍ばせて,わずかな時間でさっと目を通しても勉強にもなるし,気分転換にもなりそうである.,...
| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2023年04月11日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 南江堂 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784524234998 |
| ページ数 | 404 |
| 判型 | 新書 |

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