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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2023年04月14日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 大阪大学出版会 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784872597691 |
| ページ数 | 584 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
はじめに ピエール=イヴ・ドンゼ、クロード・ハウザー
イントロダクション 日出ずる国の崩壊 カミーユ・ゴルジェ
日記 ある証人の日記 カミーユ・ゴルジェ
1940年
1941年
1942年
1943年
1944年
1945年
おわりに ピエール=イヴ・ドンゼ、クロードハウザー
註
付録 テーマ別ノート
参考文献
人名一覧
日本に魅了された中立国スイス公使が背負う「利益保護国」の使命と、大日本帝国の行方 ―――
第二次世界大戦中に駐日スイス公使として日本に駐在したカミーユ・ゴルジェが残した日記の全編日本語訳と解説。本邦初公開。
外交官であり、また文芸作品や法律書の文筆家でもあったカミーユ・ゴルジェは、駐日スイス公使としての執務の傍ら、第二次世界大戦中の日本の姿をユニークな視点で記録してきた。日本に魅了されて来日したゴルジェが目撃したのは、変わり果てていく日本の姿だった。政府と外務省の関係・交渉の苦労、日本の貴族・エリートとの付き合い、憲兵隊と陸海軍からの暴力と差別、駐日スイスコミュニティ、東京空爆、広島と長崎への原爆投下、終戦をめぐって刻一刻と変わる政治状況など、1940年1月から1945年12月までの日々を率直な思いとともに日記という形で残し、知られざる大日本帝国の裏側を活写する。戦時中を日本で過ごしたスイス人による見聞録はいまだ公刊されておらず、中立国であるスイス人による証言は、歴史学・政治学的にも貴重な資料となる。
そして、このゴルジェの日記は果たして現代の日本にとってどのような意味を持つのか。日本在住のスイス人研究者ピエール=イヴ・ドンゼ(大阪大学)が、記憶のメカニズムに注目して、他国における歴史的経験を理解するためのアプローチとしての「日記」の意義を検討する。
ゴルジェ公使の日記を発掘したクロード・ハウザー(フリブール大学)による、日記が書かれた背景とともに、ゴルジェがどのような人物であったのか、そして戦争中の日本におけるスイス外交の役割と公使の仕事についての解説つき。

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